- Amazon.co.jp ・本 (183ページ)
- / ISBN・EAN: 9784569836157
感想・レビュー・書評
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知の巨匠の考え方を学べる本で、シンプルだけど、本質をついた言葉が多く、刺激を受けました。
個人的に響いた内容は、予定の大切さである。日記だけでは予算のない決算と同じなので、予定を立てて反省する。習慣化していきたい。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
読み返しております。
新入社員に配布します。 -
外山滋比古先生の名言がギュッと凝縮された一冊。
どこをどう切り取っても為になる一冊。
その一つひとつをしっかり噛み締めて実行手間切るようにしよう。 -
外山滋比古氏の知に関するエッセイをまとめたもの。思考をどのような形で行うか、そのエッセンスが詰まっている。
idea 三上という言葉がある。枕上、鞍上、厠上という思考とは違う目的を思っている時に、アイデアが生まれる。セレンディピティという単語も使って説明されているが、要すれば、アイデアは根詰めて考えても出てこないものだ。
process 何か思いついたら、寝かせる。時間を置いて、熟成させ、勝ち抜いて来たアイデアは本物だ。焦ってすぐ使わない。
think 考え事は朝する、童心になってみて、常に問い、疑う。本を読んだら、感想を書いてみる。こんな風にして、思考力を上げていく。
life 知性を磨く生活とは。汗を流し、体で考える。これはその通りだと思う。ランニングしていると、ふと思いつく。汗と一緒に不純物が流れ出てピュアなアイデアが出てくるから。1日の生き方に現れてくる。図書館を利用する、本を借りるのではなく書斎として使うとはかどる、これも同意。昔、六本木ライブラリーを利用していた。思いの強い人達の中で、自分も勉強していると、自然と高揚感もあり、集中する。この感覚を持つには、家ではなく、非日常の中で水のような気持ちを持って思考を整理していくことが必要なんだろう。週に一度は家族と離れて、空白の時間を持つ。これはその通りだが、逆に大切な人がいたら、そのひとにこそ持ってもらうようにすることが大事だ。
read 本の引力に従う。この言葉は面白い。確かに、乱読したり、そよ風のようにふわっと、時には嫌いなら投げ出してもいい。ただ、自分が必要とし、必要とされる本がある。その引力は、出会った人しかわからない。無駄な読書に見えるけれど、その出会いのためにあると思えばいい。
こうやって考える。一つ一つは当たり前。特に真新しい思考法でもなんでもない。ただ、すっと腹に入る。 -
外山さんはアウトプットに優れた物書きだなと感じる。頭の良い人間はたくさんいるが、その頭の中をそうでない人の言語に噛み砕いて易しく教えてくれる。そんな人は少ない気がする。知っていたけど実践できていなかったこと、大切なのにないがしろにしていたことを優しくつきつけられて、人生を見直そうと思った。
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著者の本は気になっていたが、はじめて読んだ。これまでの本を抜粋している。読みやすかった。
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東大の生協で一番売れていると言われている『思考の整理学』の著者が、その書を含むいろいろな文章の中からえりすぐった箴言集。発想力を鍛えるにはどうするか、思考のプロセス、知性の磨き方など、「考える」ことの方法、鍛え方が、満載。研修のQuoteなどにも使えたり、考えることに悩んでいる若者や大人にもいいと思う。オススメ
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20170907 タイトル通りの内容。テーマ別にまとまっているのも読みやすい。流して読んでも面白いが読み終わって、辞書的に使いたい気持ちになっている事に気づいた。
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断捨離してなぜか本棚に残した本の消費、はじめの記念すべき1さつ目です。
著者のエッセイの抜粋をかいつまんでテンポ良く読むことができ、気に入った。2017年発刊で6年以上前のもので少し古くなったが、暮らしを良くするための箴言集として良いと思った。早歩きの散歩や朝活やシエスタとまではいかないが昼寝、3人以上のたわいないおしゃべりや、読書をとばして読んで、という部分を取り入れたい。あとはいま30代なので、50歳からの後半30年ではライフワークをするかなにか節目で切り替えて仕事したいです。
3度4度読む本が2、3冊あれば読書家とのことです。これを、そうしようと思う。