- Amazon.co.jp ・本 (160ページ)
- / ISBN・EAN: 9784569841441
作品紹介・あらすじ
過去や分からない明日のことで思い悩んでもいても仕方がない
――勝つために常に精神を穏やかに保ってきた、ひふみんの感情の整理論。
不本意な状況や不快な思いをさせられると、
ついカッとしてしまったり、不満を抱いたり、我慢してしまうもの。
「怒ったら損だから絶対に怒らない」
そう決めて、長い将棋人生を過ごしてきた加藤一二三名人。
勝負の世界で長年実践してきた、天才棋士による感情の整理術。
●内容紹介
一.人を知り、人から学ぶ
他人の行動を自分のものさしで謀らない
劣等感に陥らず優越感にひたらず
自分の考えだけが正しいと思いこまない
人を魅了する自分の言葉をもつ……
二.自分と向き合う
「勝てる」と思うと軽々と勝てる
不調はいつでも好調に変わる
忍耐するとツキがめぐってくる
気持ちよく戦うために言いたいことは言っておく……
三.明日の幸運を信じる
「今からスタート」の精神で失敗んを引きずらない
すべてを見てすべてを無視して一歩前進
感動した経験が人生を支える
心の喜びにツキがくる……
感想・レビュー・書評
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いろいろ悩んでモヤモヤするときに読むと元気になる。負けても引きずらない、ここからがスタート。長年勝負の世界で生きてきたので、感情のコントロールが上手いんだろう。
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主語が「わたくし」なので、
どうしてもモノマネして読んでしまう笑
でも、そうすることで、
この平易な文章が、
とても味わい深いものになっている、と
わたくしは思います。 -
数年ぶりに再読。特に「明日のことを思い煩わない」が響いた。
土台にあるのはキリスト教の教えだが、宗教的な部分はおさえて書かれていて読みやすい。
著者の人生訓や勝負哲学は、自分の生活にも落とし込める有用なものだと思う。 -
ひふみん先生の棋士生活やキリスト教信仰により得た考え方がシンプルな言葉で書かれているが、ひふみん先生の棋士としての並々ならぬプライドや矜持がダダ漏れている。書かれていることはある意味目新しいことでもないかもしれないけど、日々の喜怒哀楽の中で忘れてしまいがちな事も多いのかなと。どれだけ年齢や経験を重ねても日々精進が大事だと思う。
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①まずは「正面突破」を目指す ②根拠のある自己主張は貫く ③身に余ることを求めない ④無心だからこそつかみとれるもの ⑤感動した経験が人を支える。 2017年6月20日、62年現役を貫き、将棋の世界を引退した日、奥様から「ネクタイ」のプレゼントが(^-^) 加藤一二三 著「感情の整理学123(ひふみ)」、2019.10発行。⑥劣等感に陥らず、優越感にひたらず: 難しいですね! ⑦睡眠不足は免疫力を落とす: ずっと心したいです。
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ところどころに聖書の教えが書いてありました。
ひふみんには聖書の言葉を軸にして生活することが自然なんだなって思いました。
勉強して、頭でわかってるだけとは全然違いました。
また、これまで対局した棋士の話も面白かったです。
ところで、怒らない、イライラしない、ってどうしたらできるようになるのだろう…
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勝負師として常に勝つことを考えていたとのことです。参考になります。