やりたいことなんて、なくていい。 将来の不安と焦りがなくなるキャリア講義

著者 :
  • PHP研究所
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  • Amazon.co.jp ・本 (256ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784569845654

作品紹介・あらすじ

「今いる場所で誰よりも努力せよ」Yahoo!アカデミア学長が教える、どんな人でも「自分にしかできない仕事」が見つかるキャリア論。

感想・レビュー・書評

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  • 誰にでもフラットでいること。

    応援される人。また会いたいと思う人。

    求めず、貢献。

  • 著者の伊藤羊一さんがどのような方か、気になって一冊読んでみた感じ。

    やりたいことがなくてもいい。
    この言葉に救われる人っていると思う。
    何か夢がないと、いけないように思っていた。

    でも、今やっていること、目の前の仕事に120%の力を注ぐことで、道は自然と拓ける。

    ……と言いつつ、その仕事の意味や価値を考えて、相手を満足させる所に届かなくてはならないのだから、簡単ではない。

    弱みを曝け出しつつ、誠実に。
    自分が手を差し伸べたい相手になればいい。

    リーダーの在り方として「平時は「アフターユー」、あなたについていく。有事は「フォローミー」、自分についてこい」は、なるほどと思った。
    合意形成と、答えのない問いに対する意思決定。
    普段からずっと引っ張り続けるのでは、ないのだな。

  • 確かに、あれやこれやと考えて動けないよりは、まず目の間のことに集中する…例えそれが自分にとっては不得意なことであったり、やりたくないことであったりしても…という考えには共感。
    俺はまだ本気を出していない…自分に合う天職がどこかに存在する…と言っている間に人生が終わりを迎える…ということのないようにしたい。

  • やりたいことがなくていいという言葉に救われる人は多いのではないだろうか。経験をつむと見える景色が変わるというし、目の前のことを全力ですることで舞い込んでくることに向き合っていくのもとても素敵なことに思える。さまざまなチャンスを手にする人は運がいいともいえるけど、運を引き寄せるのはきっと自分。目の前のことをするというだけで、道が拓ける感じで明るい気持ちになれた。
    また、生きていくうえで助けてもらえる力(応援してもらう力)は本当に必要だ。信頼される人とは、相手に貢献、長い目での目的をもつ。リーダーシップとは意思決定をすること、意思決定は信念に基づいて。リーダーの大事な要素が「マインド」というのも勇気をもらえます。リーダーには資質、能力が必要なのではと考えるから、私にはリーダーはできなそう、自信がないとなるが、「マインド」は経験が少なくても持つことが可能(信念は、意識されていないだけで、だれにでもあるそう)。そして、「マインドをもって行動し、振り返って気づきを得る」というサイクルを回すことがリーダーシップと自己の成長のポイント。
    私の信念とは?を考えるには、自分が大切にしていることを考え続ける。譲れない想いとも言い換えられる。
    過去にとらわれても仕方ない、未来を見よという考え方もあるが、伊藤さんの考えは違う。ヒントは過去にある。だから徹底的に振り返ってみよう。信念に気付くから、こうありたいという未来がわかる。
    読み終えて、自分は変われるって信じたいと思った。目の前のことに120%の成果を出すことを目指しつつ、過去から自分の信念を導き出してみたい。

  • 【1.読む目的】
    ・正直なところ、何かやりたいことがあるだろうか?というと『ない』のが本音
    ・そんなときに出会ったキャッチーなタイトルの本(かつ『1分で話す』の著者)いうことで、なぜ著者は『やりたいことなんてなくていい。』と述べるのかを知りたい。
    ・ここから自分のやりたいことや、生き方を探すヒントやチップが少しでも見つけたい。

    【2.気付きや気になった点、面白かった点等】
    ・やりたいことがなければやるべきことをやりできることを増やせ(willがないならmustをやり、canを増やせ)
    ・全体的に筆者の実体験から帰納的に物事が述べられている本。
    ・アホだと思われるくらいの自己開示が必要→人からの応援につながる。
    ・他者はリスペクトしつつ、徹底的にパクれ(そしてびびるな、常にフラットで)
    ・相手に貢献し、かつ会う目的意識を持つ
    ・リーダーに必要なのはスキルではなくマインド
    (アクションとマインドのサイクルを回すことが大切)
    ・信念に基づく意思決定と行動が大事
    ・自分の経験をもとに我が事を、語れ


    【3.感想】
    ・社会的に成功している筆者が自分の体験談を元に記した本で、共感する部分や参考になる部分が多かった。
    ・確かに、人は何かを知ること経験することでしかその先を考えることはできない。なのであればできること、やるべきをたくさんやり選択肢を増やしていくことが大切。
    ・どれも簡単なことのようだが、いうは易し、行うは難き。少しずつ実践してみようと思う。自己開示が多い人は愛される(それがネガティブなものでなければ)は周りを見ててもそのとおりだと思う。アホになろう。
    ・色々な他の本に共通するチップも多いように思った。

  • mustを積み重ねるとcanが増える。そしてcanのレベルを高めていくことで、それがwillになっていく。

    今私のmustにしっかり取り組もうと思えました。

    本の後半は、そこまで私自身には響かず…

  • 本書を手に取って読むまでは、きっとイケイケで、強気な自己啓発系の本かなと思っていました。
    ただ、その思い込みはいい意味で裏切られました。自分の年齢が今人生の折り返し地点くらい。
    これからどうしようかとまた迷っている時期でしたので、本書に出会えてよかったです。私にとっての信念は何か、いま改めて過去の自分の経験と照らし合わせて考えてみたいと思います。

  • 響きそうな人 やりたいことが特になくてモヤモヤしている人
    とりあえず、まずは今の仕事に集中してみようと、思える本。
    ・何か1つでよいから「100人に一人」の専門性をみにつける。今の職場で突き抜けろ。
    それが2つあれば1万人に1人の人材になる。
    ・経験を積み重ねたら、So What?と自分に問いかけ、一般化してアウトプットしろ
    ・なんでもよいから今の仕事に120%集中して、なんでもひきうけろ
    ・わらしべネットワークを作るために、相手に貢献すること、目的をもって人と会うこと。誰に対してもフラットであること。
    ・利己と利他を共存させていこう。自分のやりたいことも、それが社会にどうつながっているかということも、合わせて考えていくことが幸せにつながる

  • ◇仕事人生に悩むすべての人、必読!
    ◆ベストセラー『1分で話せ』『0秒で動け』著者、待望の仕事論。◇うつも左遷も経験したYahoo!アカデミア学長が明かす「自分の可能性を最大化する働き方」とは
    ◆読めば、将来の不安と焦りが消えて、勇気が湧いてくる「新・キャリア講義」! 正直言って、自分にはやりたいことがない。心の底からやりたいことが、まだ見つからない。でも、周囲を見ると、自分の道を見つけてがんばっているやつも多いし結果を出しているやつもいる。
    それに比べて、自分はこのままでいいんだろうか?
    今の仕事で、今の場所で、働き続けていいんだろうか? 本書は、このようなモヤモヤを抱えた、若いビジネスパーソンのための「人生の指南書」である。
    多くの若いビジネスパーソンと話す機会を持つ著者は、
    最近、「やりたいことがない」「このままでいいのか焦っている」といった、キャリアの悩みを彼らからよく聞くという「やりたいことなんて、はじめはなくていい。
    それより、足元の仕事、目の前の仕事に、一度全力でぶつかってみよう。そうすれば、キャリアの悩みはきっと解決するよ」 と。なぜなら、著者自身も、かつてはやりたいことなんて何一つない、ダメダメ社員の典型だったから。そんな著者自身が、足元の仕事に120%の力を注ぐことで、想像もしていなかった楽しいキャリアを歩めたからだ、という。【本書の見出し(一部抜粋)】
    ●もう「キャリアプラン」はいらない
    ●何でもいいから今いる場所で、「突き抜けろ」
    ●わらしべ長者的キャリアの「3つの極意」
    ●「俺はまだ本気出してないだけ」からのメンタル不調
    ●ダメ社員の仕事が「逆転ホームラン」になったワケ
    ●あなたのキャリアは「応援される力」で決まる
    ●なぜか周りに助けられる人は「誰にでもフラット」
    ●ポジションがなくても「圧倒的大仕事」を成し遂げる方法
    ●東日本大震災の経験が真のリーダーシップを教えてくれた
    ●自らの信念に気づき、リーダーシップを鍛える方法
    ●40歳を過ぎてからYahoo! アカデミアを始めたワケ
    ●自分の経験から未来を語ることが結局、最強。
    ●過去を振り返り、現在を知り、未来に想いを馳せよ…
    出版社からのコメント
    第1章 「今やっていること」に夢中で取り組め!―「わらしべ長者的キャリア」のすすめ(もう「キャリアプラン」はいらない
    まずは「やるべきこと」を突き詰めよ ほか)
    第2章 「仕事恐怖症」だった私が、仕事に救われた理由―「働くモチベーション」を高める方法(仕事恐怖症だった私が見つけた「働くモチベーション」
    「俺はまだ本気出してないだけ」からのメンタル不調 ほか)
    第3章 「なぜか周りに助けられる人」が大切にしていること―「コミュニケーション」の法則(あなたのキャリアは「応援される力」で決まる
    環境を変えると、それだけでうまくいく ほか)
    第4章 人生を変える「リーダーシップ」の話をしよう―リーダーシップの本質(なぜリーダーシップを発揮した経験が、キャリアを開くのか?
    「リーダー失格」と言われて気づいた1つの真実 ほか)
    第5章 自分の人生を生きるための「たった1つの方法」―「志」の育て方(40歳を過ぎてからYahoo!アカデミアを始めたワケ
    「自分の軸」があれば、どんな人とも渡り合える ほか)

  • 将来の目標が無いなぁ...と漠然とした不安を持っていた時、偶然本棚で目にして購入。
    一言で言うならば、「悩まなくていいから、とりあえず目の前のことを全力でこなせ。」と伝えてくれた本である。

    最初はそれで良いのかと不安になるが、著者の実体験を基に進んでいくため、最後は前向きに勇気を貰うことが出来た。

    【 印象に残ったポイント 】
    ・ まずは100人に1人の専門性を目指せ。(今の仕事で)
    100×100×100で100万人に1人の人材になれる。
    ・ 全力で仕事をする ⇒ 依頼は全て引き受け、相手を驚かせるような仕事をする。
    ・ 自分の信念を過去の経験から言語化する。
    誰しも意識はしていないが、持っているはず。

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著者プロフィール

原作:伊藤羊一
Zホールディングス株式会社Zアカデミア学長、武蔵野大学アントレプレナーシップ学部学部長、株式会社ウェイウェイ代表取締役、グロービス経営大学院客員教授。東京大学経済学部卒、1990年日本興業銀行入行。2003年プラスに転じ、執行役員マーケティング本部長、ヴァイスプレジデントを歴任。15年ヤフーに転じ、次世代リーダー開発を行う(現在、主務はZホールディングス)。21年4月より武蔵野大学アントレプレナーシップ学部学部を開設、学部長に就任。

「2023年 『マンガですぐ読める 1分で話せ』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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