仕事と人生に効く教養としての映画

著者 :
  • PHP研究所
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  • Amazon.co.jp ・本 (368ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784569849232

作品紹介・あらすじ

新進気鋭の人気映画研究家が、映画を通じた思考法、必要な基礎知識、映画の見方、アウトプット法を伝授。

感想・レビュー・書評

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  • 非常にエキサイティングな読書であった。
    と書いてみて、以前もこんな感想を書いた本があったなと思って本棚を見返してみたら、やっぱりあった。
    (『世界を変えた10人の女性 お茶の水女子大学特別講義 』)
    大学での面白い抗議を受けるわくわく感が、私は今でもとても好きなのだなぁ、と思う。
    大学の授業というのは、先生方がやっているマニアックな研究の紹介が中心なので、必ずしも面白い授業である保証はない。
    タイトルやざっくりしたシラバスを見ただけでは、その授業が面白いかどうかは判断できない。興味のあるテーマであっても、眠たくなるような授業は山ほどあるし、あまり期待もせず、コマを埋めるために何げなくとった授業が、大当たりだった、ということも、ままある。
    私は映画に関しては、「結構好き。でも最近は時間がないから、あまり見ないかなあ」といったところ。本書は大学での講義そのものではないが、著者の講義形式の「映画の見方」であり、読んで断然映画を見たくなった。2時間かそこら、時間はつくればあるのだ。つくらねば。
    ひと言でいえば、やはり「映画を見れば、世界が広がる」という、ありふれた感想になってしまうのかもしれない。でも、不安定な世界で、さまざまな価値観を尊重しながら共存していきたい私たちにとって、「世界を広げる体験をすること」は、ますます重要になってくるだろう。
    やっぱり、映画を見よう。

  • 教養を高めるには映画がきっかけとなる。映画を観て興味が湧いたらネットや本から情報を得る。そうすることで教養が増す。本と同様に興味のあるジャンルを複数観て横のつながりが見えてくると、また深い教養が得られる。

  • 「映画」は大好きです。
    それだけで本書を手にしました。
    そして
    ほぉ そんな「映画」の楽しみ方があるのだ
    と いちいち頷いている自分がありました

    「あとがき」の中で
    著者の大学院時代の恩師(加藤幹郎先生)の言葉
    ー専門知を一般社会に還元させること
    を紹介されています

    本書が まさに その一冊

    映画は「娯楽」であり「学び」でもあるのだ
    を 体感させてもらった一冊でした

  • 映画に対する視点の持ち方がシンプルで分かりやすい。

  • 映画についての知識が欲しいと思った初心者向けにわかりやすい内容となっている。日本が誇る少し昔の世代の小津安二郎とかの技法紹介が多かったかな。そういう映画のルーツみたいなとこをしれてすごく面白かったし、もっと知りたいって意欲をかき立てられる本だった。

  • 2023/01/25
    伊藤弘了

     映画が好きで、ふと本屋に寄ってみたら気になって買ってみた。
     最近はやりたいこととかしたいこととかなかなか見つけれないから本でも読もうと思って読んでみた。映画の歴史や日本映画監督の魅力が伝わって勉強になった。
     映画の記録はその評価しかつけてなかったけど、感想や監督や俳優名、好きな美術音楽とか記録していこうと思った。

  • 見たい映画がまたたくさん増えた。

  • 映画に関しての教養本。今までの映画に関する本は映画紹介のような形式だったが、この本は映画にまつわる知識・歴史・名画のワンシーンの意味など、純粋なる映画の「教養」を高めてくれたため、

    知的好奇心を非常にくすぐられた。

  • 純粋に知識、興味が広がったと感じた。
    映画史の授業みたいで、自分の知らなかったことを本で短時間で得られるってやっぱり楽しいなと。
    日本の昔の映画は苦手意識があってあまり見てなかったけど見たい!と思えた

  • 映画鑑賞が昔から好きで、様々なジャンルを楽しんできたがここまで分析的視点で映画を観たことはなかったなぁと。時代背景や製作側のこだわりを知識として持ってから鑑賞するとまた違った面白さを発見できる。他者解説ではあるがより作品に踏み込めるという意味では特典映像みたいな本でした。映画って奥が深い。

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著者プロフィール

映画研究者、批評家

「2021年 『仕事と人生に効く教養としての映画』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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