もし敏感すぎる自分のままでラクに生きられるとしたら?

著者 :
  • PHP研究所
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  • Amazon.co.jp ・本 (208ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784569851662

作品紹介・あらすじ

敏感な人だからこそ、幸せになれる——。

「ポジティブの伝道師」としても知られる書道家・武田双雲さんは、もともと「敏感体質」でした。
そして、生きづらさを感じながら、むしろ敏感な自分を「認めてあげる」ことが、これからを楽に生きる秘訣だと気づいたのです。

〇 他人の顔色ばかりが気になって、会話が楽しめない
〇 ストレスを解消したいのに、気分転換の仕方がわからない
〇 ネガティブな言葉が浮かぶと、いつまでも頭から離れない

本書は、こんな「敏感さ」に悩む人が、そのままの自分でラクに生きられるようになるためのものです。

●「自信がない」は長所に変わる
●「ポジティブ」とは強くなることではありません
●相手を「ほめる」より、「感動を伝える」ほうがいい

などなど、いまの自分のままで「幸せ上手」になれる、とっておきの方法を紹介します。

感想・レビュー・書評

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  • あなたの人生のテーマ、指針を漢字一文字で表してみてください。
    これはニ文字でも、途中で変わってもいいのだそう。
    私は「心」。人文科学本を読むようになって、自分の気持ちを大切にしようという感情が芽生えた。そして分からない相手の気持ちも大切に決して無理せず汲んであげようと。

    著者である武田双雲さん。書道家として名前を聞いたことがある人が多いのではないでしょうか。
    実は武田さんは敏感さんなんだそう。そんな敏感さんだからこそ書ける本。

    自分の敏感さ、繊細さをマイナスと捉えるのではなく如何にプラスとして考え活かせるかがこれからの人生を楽しくするポイントなんだと知った。
    自分を無理に変えようとせず、繊細な自分を認めることが大事。
    嫌いな人がいてもいいじゃないか。
    0か100じゃなくてもいいじゃないか。
    ゆっくりゆっくり自分を信じて、急がず、焦らず、競争せず!

  • 25歳最近自分がHSPだと気付いた私にはとても学びの多い言葉がたくさんあった。
    著者の書道家、武田双雲さん自身が繊細さんだからこそ、どの章の言葉選びも優しくて癒された。
    最後の筆で書かれたメッセージもあたたかくてすごく素敵だった!!


    ・「ポジティブとは強くなることではなく自分の弱さを認めること。そのことによって、自分のできること、より得意なことに焦点を当ててさらにポジティブになれる」
    「責任感と敏感さから自分のことよりも周りに気を遣いすぎてしまう人ならば、思い切って『自分は弱くていい』と認めてしまうことをおすすめします」とあった。
    → 今の自分にとても響いた。同じHSPのおばちゃんにもこの言葉をかけたいなと思った!

    ・(著者の考え方だが)グチは生理反応だから苦しい時は健康のために吐き出さなければいけない。
    傷んだ食べ物を食べた時に思わず吐いてしまうのと同じで、体の中の悪いものはまずグチとして吐き出さなければいけない。だから、生き方としていいとかだめとかで評価すべきではない。
    他人のグチを許さない人は自分のグチも許してないかもしれない。でも「ネガティブを許さないタイプのポジティブ思考の人」は自分自身もキツい。
    ネガティブを許さないことこそ、実は一番のネガティブかもしれない。グチは誰でもこぼれるもの!

    ・第一にすべきなのは、問題を「考えても仕方のないこと」と「行動に移せばなんとかなること」の2つに切り分けること。心配しても無駄なことは心配せず、どうせなら何とかなることに時間とパワーを使おう!

    ・問題に対して「なぜそうなったのか?」という過去の原因と「これから何ができるか?」という未来の行動を最初に切り分けて、後者に着目するのがいい。
    →今の適応障害、休職についてもそのマインドで向き合おう!

    ・あなたの頭の中が心配でいっぱいになったら、自分を守っているだけ(エゴ)なのではないかと疑う。
    本当に優しい人は〝心配り〟をする。すぐに行動を起こして自分ができることを実行していく。

    ・三方よし。自分含め関わる人全員がハッピーになる最大公約数を探す。
    →この表現、とても素敵だと思った!

    ・自分の外に「客観的かつとてもゆったり、のんびりした温かい目で見守るもう1人の自分」を置く

    ・敏感な人は感動上手!

    ・「面白メガネは人生を楽しく生きるための必須アイテム」
    →嫌なことがあったときもこれネタになるなくらいのマインド持てそう!

    ・人は誰しも「色めがね」で見てしまうもの。
    でも相手の新たな一面を楽しみに待つことも大切。

    ・自分を「気性予報士」と名付けたら敏感さをポジティブに捉えられる。人間の感情を読み、それを自分とみんなが幸せになることに役立てる。

    ・好奇心ボールは、自分に誠実な気持ちがあれば思い切って投げても意外と大丈夫!

    ・真剣に考える時ほど暗い顔になりがち。
    明るい表情で考えるだけで脳の検索エンジンも明るくなる!

    ・どんな人でも考えすぎたら絶対にポジティブになれない。何が正解かは動いてみないと分からない。考えるのはそれから!
    人間はいつまでもアウトプット(行動、実践)をしないでいると、できない(やらない)理由を考え始めてしまう。

    ・43項目目の「人生のテーマを漢字一文字にして、人生の指針にする」はときめいた!
    著者は「楽」としていて、自分の行動のジャッジをする基準のガイドラインが明確になったと書いてた。
    「楽」の原則は以下の通りだって!
    ①自分が楽(リラックスできる状態)でいること
    ②自分が楽しむこと
    ③他の人を楽にしてあげること
    ④他の人を楽しませること
    →この考え方とてもすき!私は「幸」かなあ!

  • 作者の人生のテーマの漢字一文字が一致した。偶然だけど、楽しい。

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著者プロフィール

1975年、熊本生まれ。本名 武田大智。
3歳より書道家である毋・武田双葉に師事し、書の道を歩む。
東京理科大学 理工学部卒業後、NTTに就職。3年後に書道家として独立。
音楽家、彫刻家などさまざまなアーティストとのコラボレーションや、斬新な個展など独自の創作活動で注目を集め、映画「北の零年」「春の雪」、 NHK大河ドラマ「天地人」をはじめ、世界遺産「平泉」など、数多くの題字、ロゴを手がける。
また、世界中から世界中から依頼を受け、パフォーマンス書道、書道ワークショップをおこなうとともに、海外に向けて日本文化の発信を続けている。
ADHDの特徴と言われる多動性・衝動性を併せ持ち、2022年には 精神科医・岩波明との共著『ADHDを「才能」に変える生き方』(ビジネス社)を出版。

「2023年 『母ちゃん』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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