超文系人間のための 統計学トレーニング 「数学を読む力」が身につく25問 (PHPビジネス新書)
- PHP研究所 (2022年3月16日発売)
- Amazon.co.jp ・本 (224ページ)
- / ISBN・EAN: 9784569851877
作品紹介・あらすじ
難しい理屈は抜きで、「仕事で使える統計学」が身につく超実践的トレーニングブック。文系人間でも「数字で話せる人」になれる!
感想・レビュー・書評
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本当に簡単な数学で統計学というものを書いている。
@変換、平均値、中央値、確率、期待値と中学高校数学で学ぶことばかり。
そこからの分散、正規分布、標準偏差、多変量解析と話が展開していくので理解しやすい。
もう少し詳しく、また現実的な実例が知りたいと思ったけど、もっと別のもので深く学びたいと思えるのがこの本のいいところかも。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
統計学を学ぶ、知るための本ではなく、使うための本(入門編)としてとても分かり易かった。
超文系人間と言うのは私のことで、もう…嫌になる位感覚で物事を決めてしまう。
「数字だとこうだよ」と言われても「だから何?」と思ってしまう。
自分自身の判断であれば自分の感覚や直感を採用するのは自由だが、仕事で相手を動かす動かす際の内容としては全く足りない。
定量がない、定量分析が足りない…などは本当にいつも指摘される部分である。
ではなぜ指摘されるのか?
それは私の中に統計学と言う難しい内容以前に、確立や何とか分布など一般的な知識さえ持っていないからだ。
頭の中ですぐに暗算もできないし、メンバーが「移動平均で出したものなんですが」とよく言っているが「移動平均って何?」と今更聞けない状況になっている…
だからこそ数字やデータに関する知識が圧倒的に足りていないことを課題として理解している。
逆を言うとこの知識を習得し、仕事を上で使うことができれば今よりもレベルアップする事も自明の理である。
であればやるしかない。
とは言え、今まで何度も挫折をしてきたため難しいものは理解できない。本書はそんな私でも非常に分かり易く説明してありとても参考になる。
何度も読み直してまずは知ること、そこからできる→勝てる、まで自分に落としこみたい。
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斎藤広達(さいとう こうたつ)
シカゴ大学経営大学院卒業
ボストン・コンサルティング・グループ、ローランド・ベルガー、シティバンク、メディア系ベンチャー企業経営者などを経て、経営コンサルタントとして独立
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flier要約
https://www.flierinc.com/summary/2978 -
1.ストロー効果 思索はロジック 絞り込み IBM蓑輪さんの教え
コンタクト ー訪問 ー提案 ー成約
200 100 50 25(12.5%)
2.偏差値 偏差値50は平均34% 60は1偏差プラス14%
70は2偏差プラス2%
3.「無作為抽出」=大発明 サンプルは30-50で可
視聴率20%の誤差は±2.6% 誤差を1/10はサンプル100倍
4.データサイエンス
回帰式 信頼性は決定係数0.5以上あれば -
専門的な用語や式をほぼ使わずに考えやすい事例を用いて統計学の一部が説明されています。非常に初歩的なので統計学までいかず数学の範疇であるようにも感じましたが、統計学が社会でどのように役立ち活用されているのか考える視点を養える面もありました。専門的な本を読んで挫折してしまうよりは興味を持つという点で本書をまず読んでみて色々な著書に触れるのが良さそうです。