日本経済 復活の書 ー2040年、世界一になる未来を予言する (PHPビジネス新書)

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  • PHP研究所
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感想 : 7
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  • Amazon.co.jp ・本 (288ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784569852331

作品紹介・あらすじ

日本経済復活のために解決すべき「10の不都合な論点」とは? 未来予測のプロが今後の展望と、大胆な「日本列島改造案」を説く。

感想・レビュー・書評

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  • 日本経済復活のための荒療治、しかもこれらを短期間でやり遂げねばならない。やはり、日本は落ちるところまで落ちるのだろうか・・・。

  • 面白い提言(魔改造)が書かれている。 ホント多少頭がイカれた発想で改革しないと、日本も世界も下降していくだろう。私も多少イカれた人間が好きだ。もちろんモラル(道徳心)は必要だが、最近はそんな大切とされた事さえ、ぶっ飛んで思考しないと勝ち残れない時代だと思う。 2トップの考え方は非常に面白い。得意な分野は得意な方が役割を担えばよい、後は信頼関係をどう保つかだ=(^.^)=

  • 魔改造という言葉で提言される内容は一部疑問もあるご、大体は賛同。まだまだ終われない、という気持ちに火がつく内容でした。

  • 『#日本経済復活の書』

    ほぼ日書評 Day637

    ちょうど10年ほど前にベストセラーになった『戦略思考トレーニング』シリーズの著書の近刊が出ていたので手に取ってみたが、大きく期待外れ。

    『戦略思考…』は、既にある様々な打ち手を、「戦略コンサル」視点で解きほぐし、わかりやすく整理したという観点で、非常にためになったが、本書は解のない未来に向けての提言ということで、およそそれらの本とは趣をことにすることもあるが、それにしても劣化が激しすぎる。

    日本経済復活のための「魔改造」ということで、色々と施策を挙げるのだが、実際にその内容が薄っぺらすぎて、1/3ほど読み進めたが、ここで一旦、置くこととする(後半に素晴らしい内容があるようだったら、是非ご教示願いたい)。

    ちなみに、薄っぺらいというのは、少子化ならびに高齢化(著者は"少子高齢化"と両者を一括りにしたワーディングを使っているが、そもそもこの両者は全く別個の問題であり、一律に論ずる時点で、見識を疑う)の対策として、30代を中心とした大量の移民受け入れを提唱するのだが、そこで成功例として引くのがオーストラリアのケース。

    そもそも、南太平洋にポツンとある同国と、大陸国家から海洋国家への転身を狙う、二つの非民主主義大国の太平洋進出の障害となる日本列島とでは、地政学上の意味合いが違いすぎる。
    さらにそのオーストラリアでさえ、大きく増えた海外移民が、様々な政治的決断の足枷となっているという話も耳にする。
    そうしたクリティカルな検証が全く無しに、年齢別人口構成図をいじって悦にいる姿勢は肯定しがたい。

    また、詳しくは触れないが、ソーラーパネル設置を加速度的に伸ばすべきという主張も、到底受け入れがたいものである。

    ※万が一にも、販売促進につながることの無いよう、Amazonへのリンクは貼らないでおく。

  • 日本経済の思考トレーニングの書。
    発想は面白い。

    日本経済に関してはとかくネガティブな話ばかりが多い中、まずは、魔改造
    前提で政策が行われたらというスタンスにしたのは、成功している。
    実現性がないというと先に進めなくなるので、ポジティブな発想を
    全面に押し出すというスタンスにしたのだろう。

    個々の政策との関係があるので、一つだけ進めるというのではなく
    パッケージで進めることの必要性を感じる。

    一つの例として外国人の移民受け入れ問題とIT監視問題はパッケージで論じられるべき問題であると思う。

    移民の基準をAIに判断を任せ、永住権の更新要件にいれる
    というのは考慮されるべき論点かもしれない。
    中国の芝麻信用の信用スコアと移民受け入れの基準に使うというのはあり得るべき
    施策ではある。前提には個人IDが整備されることが前提ではあると思うが。

    移動の短縮化としてリニアの整備も施策に含まれている。
    住民の受け入れ場所として東京ではなく移民政策とも関わっている。
    リニアの整備は移動の時間だけでなく、日本のハブとしての大阪の再生
    も含まれている。

    財源は現在の低金利を利用して、一時的に400兆円の国債発行を原資とする。
    ベーシックインカムに関しても賛成の立場のようだ

    要点は将来に対しての投資のように感じた。

    現在の投資は長期的な投資に分配されていないように感じた。
    リニア事業は、成長分野として国の補助金を入れて集中的に投資するべき分野である
    JRだけに任せるのではなく積極的に財源を確保すべきであろう。

    リーダーに関してはイカれたリーダとそれを支える実務家の2マン体制が理想とあるが、これに関しては教育への投資が必要と思われる。

    魔改造というスタンスで論じられることに一抹の寂しさを感じるところではある。

    以下は参考になった。

    ・中国の運河事業におけるインフラ事業の急速な発展
    ・イノベーションジレンマに対抗するためには赤旗法が効果を発揮する。
     破壊的イノベーションの進行を遅らせることができる。
     しかし効果は短期的。長期的にはイノベーションに乗り遅れることになり
     長期的なダメージは大きくなる。
     ex:ガラケーとiphone テレビとyoutube 電気自動車とEV 

  • 前著に続いて、とても示唆のある内容でした。

  • 日本が人口減少や貧困などの問題を克服し、「日本が再び世界トップに立つ」道筋を描く。移民を大量に受け入れ人口を1億4000万人まで増やす、中央・四国リニア新幹線を開通する等々、大胆かつリアルな対処法を提言する。


    第1章 日本が人口1億4000万人を目指す未来
    第2章 リニア中央新幹線を博多まで延伸する
    第3章 メタバース大国か、それともモビリティ大国か
    第4章 人工知能の育児環境を整える
    第5章 自動運転車の事故をどう裁く?
    第6章 400兆円永久債発行計画
    第7章 脱化石燃料国家を完成するには?
    第8章 IT監視社会を幸せな未来に
    第9章 ベーシックインカム全面導入
    第10章 頭のイカれたリーダーを選ぶ

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著者プロフィール

経営戦略コンサルタント

「2022年 『日本経済 復活の書』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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