日本経済 復活の書 ー2040年、世界一になる未来を予言する (PHPビジネス新書)
- PHP研究所 (2022年6月16日発売)
- Amazon.co.jp ・本 (288ページ)
- / ISBN・EAN: 9784569852331
作品紹介・あらすじ
日本経済復活のために解決すべき「10の不都合な論点」とは? 未来予測のプロが今後の展望と、大胆な「日本列島改造案」を説く。
感想・レビュー・書評
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日本経済復活のための荒療治、しかもこれらを短期間でやり遂げねばならない。やはり、日本は落ちるところまで落ちるのだろうか・・・。
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面白い提言(魔改造)が書かれている。 ホント多少頭がイカれた発想で改革しないと、日本も世界も下降していくだろう。私も多少イカれた人間が好きだ。もちろんモラル(道徳心)は必要だが、最近はそんな大切とされた事さえ、ぶっ飛んで思考しないと勝ち残れない時代だと思う。 2トップの考え方は非常に面白い。得意な分野は得意な方が役割を担えばよい、後は信頼関係をどう保つかだ=(^.^)=
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魔改造という言葉で提言される内容は一部疑問もあるご、大体は賛同。まだまだ終われない、という気持ちに火がつく内容でした。
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『#日本経済復活の書』
ほぼ日書評 Day637
ちょうど10年ほど前にベストセラーになった『戦略思考トレーニング』シリーズの著書の近刊が出ていたので手に取ってみたが、大きく期待外れ。
『戦略思考…』は、既にある様々な打ち手を、「戦略コンサル」視点で解きほぐし、わかりやすく整理したという観点で、非常にためになったが、本書は解のない未来に向けての提言ということで、およそそれらの本とは趣をことにすることもあるが、それにしても劣化が激しすぎる。
日本経済復活のための「魔改造」ということで、色々と施策を挙げるのだが、実際にその内容が薄っぺらすぎて、1/3ほど読み進めたが、ここで一旦、置くこととする(後半に素晴らしい内容があるようだったら、是非ご教示願いたい)。
ちなみに、薄っぺらいというのは、少子化ならびに高齢化(著者は"少子高齢化"と両者を一括りにしたワーディングを使っているが、そもそもこの両者は全く別個の問題であり、一律に論ずる時点で、見識を疑う)の対策として、30代を中心とした大量の移民受け入れを提唱するのだが、そこで成功例として引くのがオーストラリアのケース。
そもそも、南太平洋にポツンとある同国と、大陸国家から海洋国家への転身を狙う、二つの非民主主義大国の太平洋進出の障害となる日本列島とでは、地政学上の意味合いが違いすぎる。
さらにそのオーストラリアでさえ、大きく増えた海外移民が、様々な政治的決断の足枷となっているという話も耳にする。
そうしたクリティカルな検証が全く無しに、年齢別人口構成図をいじって悦にいる姿勢は肯定しがたい。
また、詳しくは触れないが、ソーラーパネル設置を加速度的に伸ばすべきという主張も、到底受け入れがたいものである。
※万が一にも、販売促進につながることの無いよう、Amazonへのリンクは貼らないでおく。
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前著に続いて、とても示唆のある内容でした。
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日本が人口減少や貧困などの問題を克服し、「日本が再び世界トップに立つ」道筋を描く。移民を大量に受け入れ人口を1億4000万人まで増やす、中央・四国リニア新幹線を開通する等々、大胆かつリアルな対処法を提言する。
第1章 日本が人口1億4000万人を目指す未来
第2章 リニア中央新幹線を博多まで延伸する
第3章 メタバース大国か、それともモビリティ大国か
第4章 人工知能の育児環境を整える
第5章 自動運転車の事故をどう裁く?
第6章 400兆円永久債発行計画
第7章 脱化石燃料国家を完成するには?
第8章 IT監視社会を幸せな未来に
第9章 ベーシックインカム全面導入
第10章 頭のイカれたリーダーを選ぶ