香子(三) 紫式部物語

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  • PHP研究所
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感想 : 4
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  • Amazon.co.jp ・本 (512ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784569854533

作品紹介・あらすじ

香子(紫式部)は道長から頼まれ、中宮・彰子に進講を行うことに。「源氏物語」では六条院が完成し、光源氏は栄華を極めるが……。

感想・レビュー・書評

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  • 第三巻では紫式部は彰子に仕えるようになり、「紫式部日記」から引いたエピソードも多く、紫式部の日常生活部分の記述が充実してきました。「源氏物語」の方も一気に若菜上まで書き進められ、充実しています。いよいよ第四巻ですが、図書館本なので順番待ちが結構あって、しばし一服です。

  • 物語は「新楽府」進講の命を受けるところから。

    家族を気遣う余裕もなく、物語を書き綴る為に必要な資料を父親へ尋ね、即レスで資料と家族の消息を届けられたことに深く深く感謝するシーンが印象的だった。

    そう、正に香子は藤原為時の娘だ。
    浮かぶ面影が岸五朗さんなのは、ま、ご愛嬌かな。

  • 2024.4.24
    紫式部は出仕して物語を書き進め、光源氏は栄華の頂点を極めます。現実の朝廷と物語の朝廷の間を行き来する構成が楽しめました。

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著者プロフィール

1947年、福岡県小郡市生まれ。東京大学文学部仏文科卒業後、TBSに勤務。退職後、九州大学医学部に学び、精神科医に。’93年に『三たびの海峡』(新潮社)で第14回吉川英治文学新人賞、’95年『閉鎖病棟』(新潮社)で第8回山本周五郎賞、’97年『逃亡』(新潮社)で第10回柴田錬三郎賞、’10年『水神』(新潮社)で第29回新田次郎文学賞、’11年『ソルハ』(あかね書房)で第60回小学館児童出版文化賞、12年『蠅の帝国』『蛍の航跡』(ともに新潮社)で第1回日本医療小説大賞、13年『日御子』(講談社)で第2回歴史時代作家クラブ賞作品賞、2018年『守教』(新潮社)で第52回吉川英治文学賞および第24回中山義秀文学賞を受賞。近著に『天に星 地に花』(集英社)、『悲素』(新潮社)、『受難』(KADOKAWA)など。

「2020年 『襲来 下』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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