- Amazon.co.jp ・本 (144ページ)
- / ISBN・EAN: 9784569880167
作品紹介・あらすじ
中2で学校に行けなくなったヨシダナギが、アフリカへ行ってフォトグラファーになった経験から、中高生へ生きるヒントをくれる1冊。
感想・レビュー・書評
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心に響くそんな一冊でした。
図書館をブラブラ。クレイジージャーニー好きの自分としては、手に取らずにはいられませんでした。
子どもの頃にいじめを経験し、学歴は中卒。14歳でグラビアの仕事を始め。23歳で憧れていたアフリカへ旅行。クレイジージャーニーをきっかけに肩書きはフォトグラファーに。そんなヨシダナギさんの人生経験が元となっている本。
がんばらなくていいんだよ
夢はもたなくてもいい
と優しくユーモアのある文章で語りかけてくれ、「そういう考え方(方法)もあるんだ」、「もっと肩の力を抜いて、楽に生きよう」と前向きな気持ちになれました。
今の自分に凄く響く言葉が多過ぎて、そっと背中を押してくれた気がします。
「まだやってもいないことに頭を悩ませすぎている人が多い」と悩み相談を受ける時に感じるそうです。
確かに、自分自身も行動に移す前から、「こうなったらどうしよう」とダラダラ最悪を想定した仮想の悩みに苦しめられる事が多い、そのうちの一人。
そして、いざ行動に移すと仮想は仮想のままで終わり、「あの苦しんだ時間はなんだったんだ」という経験が少なくありません。
「やるかやらないかで悩んだらやる」
これを大切な人生の指針にしようと思います。
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ヨシダナギさんはフォトグラファーで、アフリカやアマゾンなどの少数民族を撮影発表しています。
転校した小学校でいじめにあい、なんとか我慢したものの
中学校ではさらに他の小学校からきた子たちが増え
ついに登校拒否。学歴は中卒です。
ダンゴムシや芋虫も食べたことがあるときくと
「それより学校行く方がましじゃないか?」
と私なんかは思ってしまうけど
とにかくいやなことから逃げまくりながら生きてきたという彼女のエッセイは悩み多き十代に参考になるんじゃないかと思います。 -
何故か年末にヨシダナギを読みたくなる。
そして借りた2冊のうちのひとつ。
YA向けの人生案内みたいな本。
アフリカを撮ってくるフォトグラファーとしか思ってなかったけど、10代の頃は普通と違ってた!?
いやいや本人は自分らしく生きていらしたのかもしれないけれど。
普通って何!?って考えさせられる1冊。
好きを貫き通した彼女に脱帽。 -
最高です、ヨシダナギさん。
クレイジージャーニーで初めて観て、クレイジーだなと思っていたけど
やっぱり最高!!
本は学生向けかな。
すぐ読めて、すごくおもしろかった!
賛否両論あるかもしれない。
でも、それは人間だもの。
子供達にこそ読んでほしい。
読み終わった後すぐに子供達に渡した。
Dress as a girl
ドラァグクイーンの
「私が美しいと思うものは美しい。あなたが美しいと思うものも同じように美しい。それでいいじゃない。」
心に響いた。
そして、人間が皆この想いを持てていたらと切なくなった。
子供達が読んだ後、どう感じたのかを聞いてみたい。 -
結構、マインドが自分に近いものがあった。自分も友達は少ないし、好きなことには惜しみなく金を使うし、いつ死んでもそんなに後悔しない自信がある。人生は8割方なりゆきだと思うし夢はたいして必要ではないと思う。ヨシダナギさんの写真集、見たいな。
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今年の二月にトークショーで出会えた、ヨシダナギさんの本。
内容は、あの時話されていた“今の自分があるのは”の人生観、生き方をご披露。
ナギさんは逃げ出すと言ってますが、実はフィールドを変えて、新しいことにチャレンジしていることではないのかと・・・。
名言集をとどめておくと
・「人生ってなんとかなる」
・「マサイ族になりたい」
・「言葉が通じなくても同じ姿になれば仲よくなれる」
・「やるかやらないかで悩んだらやる」
・「他人の言うことは聞き流す」
・「やりたいことより「できないこと」に目をむける」
・「ほかの人がやらないことが私の強み」
・「欠点があるからこそ人間は魅力的なのだ」
・「客観的に箇条書きで見つめる自分」
・「占いではないが、たんに「いまじゃない」」
・「SNSも自分のペースと距離感で」
・「ほんとうにある「ことだま」」
・「最初から「素の自分」をさらけ出しておこう」
・「誇りや自負があれば人間はいくらでも美しくなっていく」
・「自分の人生は自分が主人公」
・「“今”は必ずどこかに通じている」
・「低いハードルを跳んで自画自賛」
・「無駄なことができるのは幸せ」
・「いつ死んでもいい状態で生きる」
・「やりたいことは、やれるうちにやっておく」
最後に疑問、この本の“YA”とは何の略、ヤングアダルトですか?
でも、若者へのメッセージですが、70歳の老人にも伝わってきますな。 -
ヤバいという言葉が、悪い意味ではなく、良すぎる‼︎という意味で使われるように、『逃げる』も生きる上で有効な手段となっているようです。
昔から人は頑張って生きなければ「〜しなければ」を沢山こなす事が大切だった。でも、そんなふうに生きてしまうと、自分の心や後に身体まで壊れてしまう世の中。
やりたい事がなく、やるべき事から逃げまくってきた著者が、やりたい事を捜すのは大変。まずは、嫌な事から逃げる。次に、まぁ、やってもいい事をやってみる。
そんな彼女が大好きなアフリカとどう向き合ってきたのか?
今、やる事がはっきりある人も、ない人も、一読の価値ありと思います。
小学生には、まだピンとこない事が多いかもしれませんが、生きづらさを感じる時があったら、何かヒントが見つかったり、これで良いんだ。と安心できたりするかもしれません。 -
このタイミングに読むのがぴったりだった。
なんとかなるし、さらっと生き抜くことも時には必要。