婚活食堂4 (PHP文芸文庫)

著者 :
  • PHP研究所
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感想 : 57
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  • Amazon.co.jp ・本 (288ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784569900834

作品紹介・あらすじ

めぐみ食堂にハイスペックな男性が客としてやってきた。彼を巡って争う女性客たちに、元占い師の女将めぐみは……。人気シリーズ第4弾。

感想・レビュー・書評

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  • 今回はイケメンIT社長を巡って鍔迫り合いをする四人の女性が登場。自分のステータスを上げるために結婚相手を選ぼうとしていたことに気がついた女性たち(一人は違うけど)、結局海斗を本当に好きな人が一人もいなかった、海斗の女性不信をますます悪化させそうな結果に。知らないからまだいいけど。

  • 今回の内容は特に読みやすく面白かったです。

  • 『婚活食堂』シリーズ第4弾‼️

    第1〜3弾と同じく5話で構成されていますが、本書は完全に長編と言える内容でした。

    イケメンで独身のIT実業家・海斗を巡って恋の火花を散らす4人の美女。その渦中に巻き込まれる主人公「恵」というストーリーですが、今回も面白かったですね。
    但し、海斗が好きなのは、実は⬜︎⬜︎であったという設定には少しだけ??と思ったのは事実です。
    それでも、そこが欠点にはならず、面白さの源の一つとして上手く調理されているところが、山口さんの腕なのでしょう。

    シリーズ第5弾も、すぐに読む事になりそうです‼️

  • 相変わらず、サクサクって読めちゃうシリーズ第4作。
    今回は珍しく恵さんが啖呵を切るシーンが登場。
    結果爽やかなエンディングも、イケメン実業家のフィアンセが何とも不可思議。

  • オーディブルにて。
    気軽に聴けて安定した面白さがあるので、つい選び取ってしまう。来店したお客さまがとことん結婚していく展開にちょっとマンネリしていたので、今回はひと味ちがった結末で良かった。
    女性が結婚だけではない生き方をエンパワーメントされるようなストーリーをもっと読みたい。

  • 元占い師のおでん屋の女将めぐみの人気シリーズ第4弾。今回はイケメンIT社長。巡る4人の女性を綴った短編集。本作も他巻同様においしい料理と前向きなエンディングできれいに閉まる。
    さっと読めるお勧めの1冊です

  • 「嵐を呼ぶ蟹面」
    数時間の貸し切り時間は。
    こんな風に対応されることに慣れているのか、上手く躱しつつも相手を不快にさせないのは凄いことでは。
    価格の高騰は仕方ないこととはいえ、普段から出しているメニューと価格差がありすぎたら取り扱いは難しいだろう。

    「トー飯は時の氏神」
    二度目の来店は敵意あり。
    ここまで露骨に反応し噛み付いてこられると、もてなそうという気持ちすらなくなってしまいそうだよな。
    もしも好意を持ってもらえていることに気付いていての言動ならば、中々にタチが悪く巻き込まれたら大変だろうな。

    「邪魔なたこ焼き」
    偶然出会ってしまった故。
    体力が有り余って仕方ない子供たちとレジャー施設に来たら、余程体力に自信がないと限界になるだろ。
    不平等なことはしたくないから埋め合わせをぐらいにしか考えていないからこそ、二人きりでなくなったのだろうな。

    「イケメンは燗酒がお好き」
    気がついていなかった事。
    皆を集めることなく今までとは違う方法でとなると、突然の出来事に何かあったのではと勘繰りそうだな。
    目を背けてきたことを的確に指摘されたからこそ、現状と向き合い今後どうしていくべきなのか考えれたのだろうな。

    「牛タン変奏曲」
    この世で一番愛している。
    過去の出来事のせいもあるだろうが、全てを失ったとしても変わらずいてくれる存在だからなのだろうな。
    これまで躍起になって想い人を追い続けていたのではなかったと気付いた時、憑物が落ちたように晴れやかだったろ。

  • 海斗さんヤバめですね。
    もしくは未来の恋愛の形か汗

  • 新しくハイスペックイケメンが登場したかと思いきや想像していたよりも癖の強い人でした…

  • シリーズ4作目は、イケメンで独身のIT実業家を巡る女の戦いが5話に渡って繰り広げられる。ちょっとこの実業家、おかしい・・・

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著者プロフィール

1958年、東京都江戸川区生まれ。早稲田大学文学部卒業。松竹シナリオ研究所で学び、脚本家を目指し、プロットライターとして活動。その後、丸の内新聞事業協同組合の社員食堂に勤務しながら、小説の執筆に取り組む。2007年、『邪剣始末』で作家デビュー。2013年、『月下上海』で第20回松本清張賞を受賞。その他の著書に「婚活食堂」「食堂のおばちゃん」「ゆうれい居酒屋」シリーズや、『風待心中』『ゆうれい居酒屋』『恋形見』『いつでも母と』、共著に『猿と猿回し』などがある。

「2023年 『婚活食堂9』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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