- Amazon.co.jp ・本 (232ページ)
- / ISBN・EAN: 9784571200588
作品紹介・あらすじ
ユーザーの立場にたった統計の入門書。卒論で必要なレベルをわかりやすく解説!手順と解説をチャート化。いつ何をすればよいかが一目瞭然。
感想・レビュー・書評
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これで統計処理の全てを把握できるか、というったらそうではありません。
完全な正確性や完璧さを求めるのであれば、この本の評価はさほど高くありません。
しかし、研究を実施する上で最低限必要となる統計処理を学ぶにあたり、この本は入門書として最適な一冊かと思います。
もちろん、統計処理はその本質を理解しない限り、抽出し分析したデータはたとえ結果が出ても意味がない結果となってしまいます。
そういう意味では、この書籍は「統計処理を誤る危うさ」について充分な説明をしているかというと、決してそうは言えません。
しかし、「このようなデータがあるから、とりあえず検定をしてみたい」ということであれば、書籍内のフローチャートに従い適用できる検定を探すことで、まずは統計処理を実施する段階までたどり着くことができます。
書店にならぶ、各種統計処理に特化したあらゆる本から必要となる技術を探すより、まずはこの本で概要や使えそうな処理方法を学び、それを元にして更なる専門書を読むことが、初心者にとっては最適なステップだと思います。
あるいは、統計処理に通じた人が初心者に対して勧めるにあたっても、さほど悪くない本だと思います。
ある程度の経験者であれば、この書籍のどこが使えるのか、あるいはどこに注意する必要があるのか充分に理解できるとおもいますので、コメントを添えて教科書代わりとして使うことも充分想定されます。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
統計分析をする際に手元に置いておくと役立つ本.
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研究用の本の殆どはカバーのないものが多いね。「NO IMAGE」って…可哀相に…
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初級の統計教科書。左側ページに文章で解説、右側ページに図や表で解説というように統一されていて、分かりやすい。
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心理学でよく使われる統計的手法について書かれている本です。数式はほとんどなく、概念的なことが主ですが、よくまとまっており、入門書としては最適でしょう。心理学をやる者(心理統計学を専攻する場合は除く)は、統計学に関しては「賢いエンドユーザー」でいいと思います。その賢さを手にするためのとっかかりとしてお勧めです。ただ、あくまでとっかかりであり、自分の研究で使う統計的手法などに関してはさらなる専門書にあたったほうがよいでしょう。