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- Amazon.co.jp ・本 (213ページ)
- / ISBN・EAN: 9784571210303
感想・レビュー・書評
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発話は二つ以上の「声」によって起こされている。話す人の声はきく人の声に対する応答となっている。
発話する人と受け取る人だけでなく、その媒介となる道具にも注目すること。その媒介とするものは、文化的、社会的、歴史的、制度的な背景を持っているし、使う人の心理的な部分も含まれている。
ヴィゴツキーとルリアとバフチンといったソビエトの教育、心理、言語に関わる学者についての論を元に、道具箱アナロジーなどを展開する。
難しい内容であり、すべてを理解したとは言えないが、とても興味深い文献であった。会話分析や談話分析などの発話を対象に研究するのであれば、これを読んでおくことは必須であるように思える。詳細をみるコメント0件をすべて表示
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