夢とフォーカシング 新装版: からだによる夢解釈

著者 : ユージン・T.ジェンドリン 村山正治

• 福村出版 (1998年12月1日発売)

感想・レビュー・書評

[whiteprizmさんの感想 · 2017年7月14日]

質問早見表

1何が心に浮かんできますか
2どんな感じがしますか
3きのうのことは
（連想を導く3つの方法）

4場所は
5夢の粗筋は
6登場人物は
（物語をつくる3つの要素）

7それはあなたの中のどの部分ですか
8その人になってみると
9夢の続きは
（登場人物とかかわる3つの方法）

10象徴は
11身体的なアナロジーは
12事実に反するものは
（暗号を解読する3つの方法）

13子どもの頃のことは
14人格的な成長は
15性に関しては
16霊性に関しては
（成長における4つの次元）

・（自分の中の）批評家はくどくど言います。それは何が起こっても、いつも決まったことを言うのです。しかし夢は、あなたの気づきに新鮮なものをもたらすものです。ですから批評家の解釈は、けっして正しくはないのです。

・夢は行為のステップを直接的に指摘します！新しいクシを買ってください。あるいは古いのを洗う時間をとってごらんなさい。もちろんその行為は、全般的な問題の中では小さなステップにすぎないでしょう。しかし、夢は彼がそうでなければ考えもしなかったような、小さな行為のステップを指摘しているのです。

[やまゆりさんの感想 · 2014年10月21日]

ジェンドリンの本としては初めて読みました。もっと難解な本なのかと思っていたら、すごく分かりやすく、優しい語り口でびっくり。そして、夢解釈の本としては、今まで読んだどの本とも違い、画期的な本だと思いました。こんな本が私が大学生だった頃にはもう出版されていたなんて！と頭をがーんと殴られた気持ちです･･･。
自分の夢は自分にしか解釈できない、自分のからだから出てくる感じを大切にして夢を解釈する、夢はあなたがどちらの方向にいったらよいかを示唆している･･･などなど。すぐにでも自分でやりたい、という気持ちにさせてくれる本、そして、何度も何度も読み返したいと思う本です。