MAZE

著者 :
  • 双葉社
3.33
  • (53)
  • (113)
  • (330)
  • (29)
  • (7)
本棚登録 : 838
感想 : 149
本ページはアフィリエイトプログラムによる収益を得ています
  • Amazon.co.jp ・本 (244ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784575234077

感想・レビュー・書評

並び替え
表示形式
表示件数
絞り込み
  • ラストは何だかあっけなく、少々こじつけ的な感じもあったが、恵弥のかっこよさというかすばしこいサラッとしたスマートさが印象に残った。満の天然チックなところも良いなぁ(笑)
    恩田さんはキャラづくりが素敵!

  • どう終わらせるのかと思ってた。
    セリムはどうなったのか…

  • 神原恵弥はアジアの西の果に来ている。地元民から「存在しない場所」と呼ばれる廃墟の調査に昔の同級生の時枝満を連れてきている。周りは白い崖。そして丘になった上に白い矩形の「豆腐」みたいな形の廃墟がある。この廃墟では幾人もの人間が入ったきり出てこなかったという。恵弥たちは何をしにここにやってきたのか。それは満の疑問でもあった。

  • 自分には合わない感じ。
    最初から最後まで「豆腐」と称される遺跡のようなものがある場所のそばでその中で人が消えるという伝説について進む話し。
    非現実なものをどのように結ぶのか少々退屈なのを我慢しながら読んでいたが、まあ納得かなという最後の種明かしのもう一つ最後にモヤモヤ感の残るラスト。
    ファンタジーなのかリアルなのか…まあ好き嫌いかな。

  • 真相が、、がっかり。最初の設定は先を読みたくなる感じなんだけど、オチが強引すぎ。

  • 人が消失する遺跡、そのメカニズムを探る安楽椅子探偵として、学生時代の同級生恵弥に雇われた満。やがてひとつの仮設に辿り着くが…。 恵弥のキャラがすごく好き、だったんだけど、後半部分の真相にいささかがっかり。ロマンチックな任務だと思ってたのになあ。中盤までは読み進めるのをやめられないくらいの勢いがあった。でっかい文字のところ、超怖かった!最後に手を振っていたのは恵弥とスコットとセリムかな。生きていたのであればいいのだけれど。

  • もやもやっっ!!そして怖い!!でも、そこがいい!!非日常の世界に迷い込んだよう。謎とか、世界の秘密といったものに心惹かれるタイプなので、こういう、自分の手が届かないところでなにか壮大なことが行われているという物語はとてもタイプ。

  • 人が突然消える・・。そんなスポットがあったら私なら絶対近付かない(笑)。
     果たしてそれは人智ではどうにもできない神秘な力なのか、それともどんなトリックがあるのか。謎の解明にわくわくしました。
    恩田さんはこういう不可思議なモノが得意な、好きな作家さんなのかしら?
     神原恵弥シリーズ最初の作品ということですが、この作品だけでは恵弥が何者なのかは分からないですねぇ。

  • アジアの西の果てのある国に、昔からある「存在しない場所」「有り得ぬ場所」と呼ばれる遺跡。それは謎の植物に守られるように丘の上に建っている。細い通路が曲がりくねったその中に入ると、瞬時に人が消えるという言い伝えが残されていて、その調査に向かった恵弥(めぐみ・男性)達4人。読むごとに、背中がどんどんゾワゾワしていきました。ミステリーというより、SFかホラーかといった雰囲気でした。とくに、「めぐみぃー」が最高に怖かった!恵弥のオネエ言葉に慣れるのに大変でしたが、続編もぜひ読みたいです!

  • 【再読】シリーズ最新刊が届くまでにおさらい。
    ずいぶん前に読んだので、ちゃんと覚えていなかったけれど、盛り上がって盛り上がっての、最後のひゅるっとしりつぼみ感はやはりこの頃も一緒かぁ、と再認識もしました。いや、いいんです、これで。
    2015/8/11読了

全149件中 1 - 10件を表示

著者プロフィール

1964年宮城県生まれ。92年『六番目の小夜子』で、「日本ファンタジーノベル大賞」の最終候補作となり、デビュー。2005年『夜のピクニック』で「吉川英治文学新人賞」および「本屋大賞」、06年『ユージニア』で「日本推理作家協会賞」、07年『中庭の出来事』で「山本周五郎賞」、17年『蜜蜂と遠雷』で「直木賞」「本屋大賞」を受賞する。その他著書に、『ブラック・ベルベット』『なんとかしなくちゃ。青雲編』『鈍色幻視行』等がある。

恩田陸の作品

この本を読んでいる人は、こんな本も本棚に登録しています。

  • 話題の本に出会えて、蔵書管理を手軽にできる!ブクログのアプリ AppStoreからダウンロード GooglePlayで手に入れよう
ツイートする
×