紫嵐―Violet Storm

著者 :
  • 双葉社
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本棚登録 : 239
感想 : 39
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  • Amazon.co.jp ・本 (310ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784575234398

感想・レビュー・書評

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  • 図書館より拝借。

    断鎖の続き。

    すみれの純粋さと残酷さが、彼をそういう人間にしてしまった状況が、救われない。報われない。
    なんとなく、だらだらと生きている自分が嫌になった。
    どうしょうもなく、不甲斐なさを感じた。
    知らないから、なにもしない。
    こんなに豊かな国に生まれて、不満ばかりを言ってる自分が嫌になった。
    ぶくぶくと太って、それが原因の病気で死んで逝く人がいる一方、
    食糧がなく餓死してく人がいる矛盾。

    本当に、嫌になった。
    けれど、知らなきゃいけないことだと思った。

  • 革命シリーズ第二弾。
    すみれちゃんと鳩の物語。

    いやあ、すみれちゃんは可愛い!!しかもかしこい!!
    何ページだかの、大食いのTVのくだりで泣きましたね。
    そうだよね、二人とも私なんかに分からないくらいつらい思いしてきたんだもんね……!!

    この巻の亮司くんは一気に丸くなって、しかもなんかちょっと子供っぽくてかわいかったです。
    鳩が……いい人なんだよね……
    ちゃんと幸せになってほしかったなぁ。
    多分この作品でまっとうに幸せになる人はほとんど出てこないんだろうけど。

  • 革命シリーズ第2弾。
    カンボジアからの亡命者‘鳩’と‘すみれ’がメイン。
    すみれが大きくなってたり、相変わらずサーシャは最強だったり。

    中でも印象的だったのは、すみれが「赤ちゃんが可愛い」ことを初めて知った。というところ。
    とてもショックだった。
    この国がどれだけステキなところかを誰もが思い出すと良い。

  • 革命シリーズ第二巻。
    すいません、登録してみたはいいものの、あんまし話を覚えておりません……!
    でも書き下ろしがすごかったことは覚えてます。
    すみれさんは、サーシャの悪いとこばっか似てゆくね!
    そんなすみれさんが大好きです。

  • 2/16 女は怖い。

  • 革命シリーズ2作目。


    すみれがちょう可愛い。

  • 革命シリーズ2冊目。(Y)

  • 断鎖よりも先に手にいれました。
    だって、断鎖は図書館で読んだ上に絶版でしたから。
    まだ、2巻はあったんですよ!
    バイト先の本屋で北海道の店舗から取寄せました。。(西日本在住・笑)
    主人公は変わっていてちょっと残念でしたが、
    でもやっぱり面白いーと思いましたv

  • シリーズなのにこれ一冊でも十分楽しめる、読みごたえある本。すみれも亮司もちょっと大人になってて今後も楽しみ。段々同士が増えていくのか…

  • 亮司の落ち着きっぷりは
    外から彼の演技を見るとこんな感じなのか
    「断鎖」の結果なのか両方ですか。
    何だこのかわいさ。

    しかし毎度身近な感覚で感情移入しやすい
    日本人とかを主人公にしないのかと思うけど
    そしたらその主人公は鳩のような人達を
    簡単に理解できないし簡単に描くものでもなくて
    結局深く描き難いものになるなら
    鳩の視点で描いて考える役を読者にさせる
    みたいな方向だろうか…
    と思いつつホント感情移入に
    一手間かけさせられる…。

    すみれ賢い子…。一紀とか妙に嫌えん。
    登場時が笑えるし…コントだあの二人…。

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著者プロフィール

大学時代は安全保障問題を専攻。大学卒業後、防衛庁に就職し、調査専門職として勤務。退職後、フリーライターを経て1999年に北朝鮮問題を題材とした『プラチナ・ビーズ』で作家デビュー。2001年『スリー・アゲーツ』で第3回大藪春彦賞を受賞。

「2018年 『焦土の鷲 イエロー・イーグル』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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