- Amazon.co.jp ・本 (230ページ)
- / ISBN・EAN: 9784575235357
作品紹介・あらすじ
なんか、この世界あきたね。青い空と青い海。ふたりなのにひとりただ漂う、南の島で。
感想・レビュー・書評
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とても厳しい環境に生きている姉弟なのに、全体の雰囲気は温かくてやさしい。もしかすると、このくらいでいいのかな。人って、いろんなことを難しく考えて、ややこしくし過ぎるのかな・・・。いやいや、本の中のお話だからこれで済むけれど。
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異父姉弟のハナとウミの物語。
東京から沖縄へ行ったらこんな感じ!?
暖かい地域に住む人たちは受け入れ態勢も万全で「ようこそいらっしゃいました、楽しんでね」という雰囲気があるのが好き。
あー、何もせず何も考えずのんびりしたい。 -
なんだかユルイユルイ感じの一冊で、スラスラァっと読めたよ。
なんとなく、けだるい感じの空気。
なんとかなるさぁ。って楽天的な考え。
水泳の授業の後のダル気持ちいい感じのマッタリした感じ。
まぁ、人生なんとかなるよ(笑) -
なんかなぁ。
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なんか、この世界あきたね。青い空と青い海。ふたりなのにひとりただ漂う、南の島で。(「BOOK」データベースより)
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大道珠貴の本で一番好きだ。だからといってこの本から入ってはいけない。今まで出されてる大道珠貴の本を全部読んでから最後にこの本を読んでみてほしい。感動すると思うよ。ちょっとすごいよ。人間について丹念に書かれた本を1冊読むってのいうのでは味わえないものが味わえます。ほんとです。試しにやってみてほしい。
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ハナとウミは16歳と15歳の異父兄弟。奔放なふたりの母は思うままにどこかへ行ってしまい、ウミは不動産屋のごつい父親と暮らし、ハナは祖母の家でうだうだしている。
母が沖縄にいることがわかり、なんとなくふたりとも沖縄へ行く。しかも別々に。
沖縄の底抜けに明るい空と開放的な空気はハナとウミの腕を引っ張って引き入れるのだった。
それぞれが本能の赴くままに、自然に受け容れられて生きているような雰囲気は、ばななチックでもあるのだが、ばななさんの描く世界では心地好くいられるのに この作品ではなぜか居心地がよくない。なぜだろう。ばなな作品の登場人物たちは 自分を肯定し信じている感じがするのに対し、大道作品の登場人物たちは どこかしら自分を信じきれずに諦めているような印象を受けるからだろうか。