- Amazon.co.jp ・本 (428ページ)
- / ISBN・EAN: 9784575235616
感想・レビュー・書評
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軽いのでさらっと読むつもりでいたら、思いのほか面白かった。乃々香みたいな女性って、女性ならピンとくると思う。こういうタイプがいちばんしたたかなんですよね。でも、男性には絶対にわかってもらえない。
羨ましかったんでしょう、と言われて、はあ? と思う気持ちとか、いろいろと痛いです。
ミステリとしてはラッキーが多すぎるので、佐藤あたりをからめて、もうちょっときちんと追いつめてもらいたいところですが。
被害者は酷い人そうに見えて、まわりの人はちゃんと見ていた、ってところとか、この作者のものの見方は好きです。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
しあわせそうな妊娠中の主婦の秘密の楽しみと、それに気がついた同い年の雑誌の女性ライター、取材と称して関わりを持ち、連絡して起きていた事故のような殺人事件の真相を探るサスペンス。
乃々香が怖い!こんな人がまわりにいたら本当におそろしい。おおよその真相は中盤にだいたいわかってしまったものの、ラストに「え?これでいいの?」と少し驚く。読後感スッキリしないけど、まあこれもありかな。
人に対する後暗い心がいちいち的を得ていて、ズキリとする。オドオドせずに堂々と自己表現する太って醜い女、キイキイ声でまくし立てるネズミのような顔をした小男。人の神経を逆撫でして生理的に不快に感じる…なんて嫌だなぁ、でもわかると思ってしまう自分に自己嫌悪。作中に出てくる、そんな表面的なものに左右されず相手を思って動ける人達のようになりたい。
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2017.4.21 読了
なんとも後味の悪い。。。
こんなこと ありえないよなぁ。。。
とは 思いつつ、読み進んでしまった。
親離れできてない娘と
子離れできてない母親。 -
女性雑誌記者、専業主婦の妊婦が交互に一人称で語る作りのミステリー。
一見おっとりした幸せそうな妊婦が、実はしたたかという設定はありがちだが、面白かった。
あっさり騙されてしまった。
(図書館) -
読みやすくて面白かった。
作中人物が知り合いとかぶるw -
殺人現場にあるモノを持ちかえる。
怖いけど、読み応えがあった。