ダブル

著者 :
  • 双葉社
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本棚登録 : 135
感想 : 33
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  • Amazon.co.jp ・本 (428ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784575235616

感想・レビュー・書評

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  • 軽いのでさらっと読むつもりでいたら、思いのほか面白かった。乃々香みたいな女性って、女性ならピンとくると思う。こういうタイプがいちばんしたたかなんですよね。でも、男性には絶対にわかってもらえない。
    羨ましかったんでしょう、と言われて、はあ? と思う気持ちとか、いろいろと痛いです。
    ミステリとしてはラッキーが多すぎるので、佐藤あたりをからめて、もうちょっときちんと追いつめてもらいたいところですが。
    被害者は酷い人そうに見えて、まわりの人はちゃんと見ていた、ってところとか、この作者のものの見方は好きです。

  • 面白かった
    何の関係もない2人の人間が、事故死で処理されようとしてる件が実は殺人事件だった
    まさかの母親の方が犯人で
    娘が変な収集癖があるって設定は思いつかない笑

    最後決着がつくところまで見届けたかった

    ののかが母になるのがまた同じ繰り返しをしそうで怖さがある

  • しあわせそうな妊娠中の主婦の秘密の楽しみと、それに気がついた同い年の雑誌の女性ライター、取材と称して関わりを持ち、連絡して起きていた事故のような殺人事件の真相を探るサスペンス。

    乃々香が怖い!こんな人がまわりにいたら本当におそろしい。おおよその真相は中盤にだいたいわかってしまったものの、ラストに「え?これでいいの?」と少し驚く。読後感スッキリしないけど、まあこれもありかな。

    人に対する後暗い心がいちいち的を得ていて、ズキリとする。オドオドせずに堂々と自己表現する太って醜い女、キイキイ声でまくし立てるネズミのような顔をした小男。人の神経を逆撫でして生理的に不快に感じる…なんて嫌だなぁ、でもわかると思ってしまう自分に自己嫌悪。作中に出てくる、そんな表面的なものに左右されず相手を思って動ける人達のようになりたい。

  • 初めて読む作者さんでした。
    お〜、怖い。
    予想を裏切る展開で楽しめました。

  • 【あらすじ】
    被害者女性の特異な容貌から注目を浴びた轢き逃げ事件、痴漢の容疑をかけられた男の転落死、色呆け老人が飲んだ薬物入り缶コーヒー騒動―同じ地域で起こった三件の未解決事件には、ある人物の姿が見え隠れしていた。謎を追う女性ライターは次第にその人物に魅入られていく…。彼女が辿り着いた真相とは。

    【感想】

  • 2017.4.21 読了


    なんとも後味の悪い。。。

    こんなこと ありえないよなぁ。。。
    とは 思いつつ、読み進んでしまった。

    親離れできてない娘と
    子離れできてない母親。

  • 乃々香ってちょっとおかしい。怒りの感情が強すぎるっていうか…最初はただのおとなしめの妊婦だと思ったのに。

    多恵にもあんまり共感できない。見た目が悪い人は不幸で当たり前、立場をわきまえろとか…

    佐藤が一番いい。

  • 女性雑誌記者、専業主婦の妊婦が交互に一人称で語る作りのミステリー。
    一見おっとりした幸せそうな妊婦が、実はしたたかという設定はありがちだが、面白かった。
    あっさり騙されてしまった。
    (図書館)

  • 読みやすくて面白かった。
    作中人物が知り合いとかぶるw

  • 殺人現場にあるモノを持ちかえる。
    怖いけど、読み応えがあった。

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