- Amazon.co.jp ・本 (284ページ)
- / ISBN・EAN: 9784575235944
感想・レビュー・書評
-
文楽ってどんなだっけ?
とりあえず調べてから読みましたよ〜♪
詳しくなくても面白かった〜\(//∇//)
三浦しをんさんのお仕事小説いいわ!
大阪が舞台だからテンポもいい!
脇のメンバーも個性的であっという間に完読です!
-
すき
すきなしをんさんだった
…「愛なき世界」と一緒の出だし。
同じようなレビューになりそうだ。
とはいえやっぱりしをんさんのお仕事小説は楽しい!
今回は文楽です!
文楽、全く知らない世界でした。
しかし 文章から溢れ出るしをんさんの文楽愛。
ようこそ!文楽の世界へ!でした。
若手太夫の健が 大役を与えられるたびに 痩せてしまう程 悩み 300年前を生きた登場人物に思いを馳せ、時に現在を生きる自分と役を重ねあわせ 成長していく様は まさに青春です。「変わり者」と名高い三味線の兎一兄さんとコンビを組まされ、2人の息がどんどんあっていくのも またよし。嫌な人物が誰1人として出てこない。よき。
芸にも 女性にも真っ直ぐだけれど不器用で
母性本能くすぐるタイプの健
芸の鬼と呼ばれるほどストイックで無口、でも好物はプリンで 実生活では嫁の尻に敷かれている兎一
健派と兎一派
うーん。迷うな。
そして300年前も 現在も 女性は強か
-
2023/06/28
-
2023/06/28
-
あ!まほろ駅前と間違ってた!
なあなあも読みたいなぁ。
今 昆虫学者シリーズを3冊借りてきたので
まずはそちらから( ー̀֊ー́)و♡
ち...あ!まほろ駅前と間違ってた!
なあなあも読みたいなぁ。
今 昆虫学者シリーズを3冊借りてきたので
まずはそちらから( ー̀֊ー́)و♡
ちなみに 私が苦手なしをんさんは「光」
東野圭吾さんの「白夜行」っぽい!!すごくぽい!!2023/06/28
-
-
文楽の世界。ここまで面白く描かれているとは驚きであった。芸にかける思いというものに熱いものを感じた。文楽は六十(歳)の声を聞いてから楽しくなる、と言う言葉に奥深さと幾つになっても可能性を追い続けたい、られるんだと励まされた。恋愛要素もあって更に楽しめる作品となっている。新しい世界にまたひとつ出会うことができた。
-
今まで多くの三浦しをん作品を読んできたが、この本は後回しになっていた。というのも、文楽に馴染みがなく、なんとなく堅苦しい小難しい話に思えたからだ。
だが、読み始めてその考えは一掃された。とにかく面白い!文楽の物語と主人公である健大夫の心情を上手くリンクさせていて文楽の物語がとても身近に感じられたし、難しく思っていた文楽の世界も時に厳しく時にコミカルに描かれており、読み進めているうちにどっぷり文楽の世界にはまっていた。文楽ってなんて面白いの!
勿論、本当の文楽の世界とは違うところもあるだろうし、まだまだ知らない部分もたくさんあるが、近々本物を見に行きたいと思う気持ちにさせられる程面白い世界だった。
登場人物も個性的。そしてやはり三浦作品らしい(?)ちょっとBL風味なところもまた魅力的だった。-
taaaさん、お久しぶりです。私も同感です。文楽って馴染みがないのに面白かった。健さんの一生懸命っぷりとかよかったですよねえ。
健が兎一郎...taaaさん、お久しぶりです。私も同感です。文楽って馴染みがないのに面白かった。健さんの一生懸命っぷりとかよかったですよねえ。
健が兎一郎さんと共に生きていく、俺も鬼になる、なんというところとか、私、ぞくっとしてしまいました。2013/12/18 -
ayakoo80000さん☆
コメントありがとうございます(^-^)
文楽!本当面白くて興味持ちました。
伝統芸能(歌舞伎や能...ayakoo80000さん☆
コメントありがとうございます(^-^)
文楽!本当面白くて興味持ちました。
伝統芸能(歌舞伎や能や…)の中でも一番
私とは遠い場所にあると思っていたのに(笑)
文楽に取り組む人達の人間関係が魅力的で、
熱意がすごく伝わってきて…
この本早く読んでおけば良かったと思いました。
私的に月大夫さんと兎一兄さんの話も
もっと読みたいな~と思ってみたり♡
来年1月の文楽見に行こうと計画中です(^-^)2013/12/19 -
まっき~♪さん☆
コメントありがとうございます(^-^)
小説によって今まで無知だった世界を
知る事ができるのは本当に楽しいで...まっき~♪さん☆
コメントありがとうございます(^-^)
小説によって今まで無知だった世界を
知る事ができるのは本当に楽しいですね(*^^*)
まさにこの本はそういう本で、
是非読んでみて欲しい一冊です。
文楽を完全に美化する事はなく、主人公に
「この演目の主役の気持ちさっぱり分からない」
などと思わせたりもしていて(笑)
主人公と共に理解していく感じも
取っ付きやすさを出している気がします。
伝統があり長く続いているものには、
やはり理由があるのだなぁと実感です(^-^)2013/12/20
-
-
日頃は縁もなく知ることもなかった世界を少し知ることができるのは読書の楽しみのひとつだ
今回は文楽の世界に少しだけど首を突っ込むことができた
表紙を開き中表紙を見て驚いた
劇場の黒、萌葱、柿色の定式幕になっているのだ
それも贅沢に両開きになっていて、その幕を開くやまたもびっくり!
劇場の舞台風なイラストの中に八つの文楽の演目が並ぶ
八つの章が演目になっていて、その演目のあらすじも楽しめる
すごい凝りようというか、しをんさんの文楽熱がひしひしと伝わってくる
私が知っていたのは人形浄瑠璃として、それも人形や人形遣いが主体の芸能というまことにもって失礼な申し訳ない認識しかしていなかったが、この本を読んで、大夫と三味線と人形遣いの三者が相まって構成される芸能なのだと知った
人間国宝の銀大夫の弟子健大夫が相三味線の兎一郎の凄まじい三味線のバチ捌きに導かれ、芸の道を極めていく話だ
それぞれの演目の中で任された場の主人公の気持ちを読み取り共感し、主人公になりきって演じようとする健
その時々の健を取り巻く師匠や先輩たちのアドバイスも興味深い
厳しい芸の道をあるんでいく健だが、その中には甘い恋の話もあり、読者をほっとさせてくれる
健がどこに迷い苦悶しているのか知りたくて『女殺油地獄』や『仮名手本忠臣蔵』のあらすじを検索したりしながらか読んだ
帯に「本を読んだら劇場へ!健大夫があなたを待ってます!! 兎一郎も銀大夫も。」
とあるが、まんまとしをんマジックの術中にハマり
大阪の国立文楽劇場に足を運んで、生で文楽を見てみたいと思った
大満足の一冊だった -
久しぶりの再読。
やはり三浦しをんさんは良い。
馴染みのない文楽の世界を生き生きと親しみやすく描いてくれる。
若い太夫と中堅三味線コンビの情熱と成長と次第に確立されていく繋がりと。
こういう世界につきものの、陰険な人が出てこないのも良い。いるのはそれぞれのやり方で芸の道を邁進する人たち。
これも兎一郎の言う『三百年以上にわたって先人たちが蓄積してきた芸を踏まえ(中略)自分自身の芸を磨ききる』のに六十年でも足りないのだから、人を貶めたり陥れたりする暇などないということか。
恋愛も出てくるが、こちらも相手女性が男前なのでサッパリしていて気持ち良い。
これからの彼らの成長が楽しみになる。 -
テーマが文楽。文楽とは、人形浄瑠璃のこと。
わ、分からない・・・予備知識がない・・・でも、キャラが魅力的で読ませる読ませる。「油地獄」の練習をしてるはずの健と兎一郎が、実は「寺子屋」をしていて、師匠に『アホかあー!!』って怒られるところとか。笑いが止まらんかった。
話の主軸としては、主人公「健」が文楽のキャラの心を、日常生活の出来事を通してつかんで行く。「ガラスの仮面」の北島マヤみたい。
文楽って、遠い遠い異国の存在かと思いきや、そこに出てくるキャラたちは、江戸時代に生きていた人たちだ。現代の私たちのように、恋をしたり、憎んだり、自分の信じる正義に生きたりしている人たち。私たちと同じ人間。
それを私たちは、太夫の語り、三味線の音色、人形の躍動を通して感じ取る。時空を超えた人々の、心の叫びを感じ取る。なんと、素晴らしいのだ、文楽なるものは!!見たことないけど・・・
「生きて生きて生き抜く。これからも文楽と共に」と、仮名手本忠臣蔵を語りながら悟る健太夫。かっこよかった。生きながら仏果を得てますね。
芸を極めるものの、容赦のない魂と魂のぶつかり合い。かっこいいなあ。何かひとつを突きつめつくすって、すごく大変だけど、すごくかっこいい。故に、文楽はかっこいいと悟りました。 -
相手に何かしたろと思わんことや。
いつも綺麗事ばかりで道をはずさぬあんたには、すべてを捨て去った、捨てざるを得なかった気持ちは決して決して分からない。
金色に輝く仏果などいるものか、成仏なんて絶対にしない。
郷右衛門たるべきと思ってきた自分には考えさせられる最後だったな。 -
若手技芸員たちが悩みながら芸道に精進する様が生き生きと描かれていた。文楽に馴染みがない人でも楽しく読めます。
読んでて気持ちいい♪
読んでて気持ちいい♪
三浦しをんさんは『舟を編む』がめちゃめちゃ良かったんだけど、次に読んだ『天国旅行』がいまいちでそれっきりになって...
三浦しをんさんは『舟を編む』がめちゃめちゃ良かったんだけど、次に読んだ『天国旅行』がいまいちでそれっきりになってるなぁ
ちょっと変わった職業の話は面白い( ^ω^ )
ちょっと変わった職業の話は面白い( ^ω^ )