- Amazon.co.jp ・本 (256ページ)
- / ISBN・EAN: 9784575238839
作品紹介・あらすじ
病院で目が覚めると、冴えないオタクだった僕の見た目は、イケメンの姿に変わっていた。
そうだ、教室の机に入れられた手紙で呼び出され、僕は誰かに崖から突き落とされたのだった……
助けに入ったイケメンと一緒に。
退院した僕は、元いたクラスに転校生として潜入した。
一体、誰が僕を殺したのか?
僕は、僕を殺したクラスメイト探しを始める――。切なさと驚きに満ちたラストが待ち受ける、傑作長編ミステリー。
感想・レビュー・書評
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別人になった高校生が自分を殺した犯人を捜す,入れ替わりミステリー。周りが皆信じられなくなり,"真実を知る者"に追い詰められる。驚きの後,切ない余韻が残る本。
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森絵都さんの『カラフル』みたいな感じでした。
ルッキズムと自己肯定感、アイデンティティの部分が中高生ドンピシャの悩みとか葛藤に繋がって共感できる読者も多いのではないかと思います。
ミステリー要素と幻想的とは違うけど非現実的な設定も物語のテーマを軽く、読みやすいものにしていて、YA向け小説だと感じました。 -
いわゆる入れ替わり系
ありきたりな展開かなと思ったら、
最後のトリックに鳥肌が立った。 -
表紙買いでした
読みやすくて一日でスラーっと読破
展開は読めやすくてなんとも…
でも楽しめました! -
面白かったけど、帯の煽り文句ほどではなかったな。どんでん返しの2つとも、結局は主人公の情報収集不足、というのがちょっと気に入らない。いくらなんでも普通に周囲と会話してたら気づくでしょ。そのうえ聞き込みまでしてるんだし。
小説的には反則な感じがしたけど、映像で叙述トリックにすると面白いかも。 -
高校生が感じるルッキズムやそれに伴う葛藤が、非現実的な設定を通してよく描かれていると思います。
前作『暗黒女子』と同様のイヤミスを期待していると、拍子抜けしてしまうかもしれませんが、切なさと爽やかさを残す読後感は、前作とは違った一面が垣間見えるようでした。
次作以降の作品も楽しみです。 -
2回目読了。
面白いけどハマらなかった。でも面白い。 -
軽くあっさりミステリーを読みたいというときに読ませていただく作家さんです。深くはないけど、悪くはない。中高生が読んだらハマりそう。