- Amazon.co.jp ・マンガ (103ページ)
- / ISBN・EAN: 9784575297447
感想・レビュー・書評
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戦争が終わっても人に残り続ける傷。戦争は悲しい。生き残ってしまったって言うのがなんとも言えない。
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生き残ってしまったことへの罪悪感。幸せを目前にして、それが叶わぬ切なさ。「十年経ったけど 原爆を落とした人はわたしを見て「やった! またひとり殺せた」とちゃんと思うてくれとる?」戦争の犠牲になるのは、何の罪もない人々だ。そして今でも、戦争の犠牲になっている人々がいる。人間はいつまで愚かなままなのだろう。
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何度読んでも心が
キュウッてなる本
戦争は終わった後も
日常に潜み続ける... -
「昭和30年、灼熱の閃光が放たれた時から10年。ヒロシマを舞台に、一人の女性の小さな魂が大きく揺れる。最もか弱き者たちにとって、戦争とは何だったのか……、原爆とは何だったのか……。」
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こうの史代著『夕凪の街桜の国(アクションコミックス)』(双葉社)
2004.10発行
2018.2.4発行
世界で唯一の被爆国と言われながら、核の傘の下で平和を謳歌する日本人。知ってか知らずか。世界の人々はそんな日本をどう見ているのか。日本は核兵器禁止条約に反対票を投じた。折り鶴は日本から飛び去ってしまったのだろうか。何度夕凪が終わっても、物語は終わらない。桜の本当の美しさに気づくためには、過去をしっかりと見つめて、未来に繋げることが大切なはず。あの戦争を乗り越えたからこそ私たちが存在していることを忘れてはならない。35ページの空白に何を描くかは私たちにかかっている。七波が弟に引き継いだように。
URL:https://id.ndl.go.jp/bib/000007518069 -
広島に投下された原爆に振り回された人達。深く身体や心に影響を受け、差別もされながらも生きていく。絡まる人生を丁寧に描いた素晴らしい作品。
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描かれてる以上に伝わってくるもののある物語。
広島の話。 -
広島という地が持つ傷はいくら時間が経っても消えないんだなと思う。殺してもいいと思われた自分。なぜ生きているのか。家族を作ってもいいのか。笑顔の下の絶望。でもそれでも命は繋がっている。懸命に生きるしかない。知ることができてよかった。もう本当にやめようよ。どうにかどうにか少しずつでもどうにかしていかないと、人間たち。