- Amazon.co.jp ・本 (267ページ)
- / ISBN・EAN: 9784575301335
感想・レビュー・書評
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父らも作品より読みやすい文体だった。
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おもしろかった。
中島らもの娘さんのエッセイである。そういう意味では「ダカラの豚」の創作秘話みたいな話も興味深いのだけど、むしろそんな話は例外である。親が著名な作家である、ということからは完全に自立したエッセイになっている。
もちろん、とてつもない自由人を親に持っているのだから、そういう意味でのおもしろさはある。冒頭にあるバイクの無免許運転の話など、その典型かもしれない。
ただ、おもしろいし、それ以上に心のどこかがひどく共感するのは、彼女の持っている物事に対する姿勢のようなものに対してだと思う。投げやりのようで一生懸命で、向きになっているようでちゃんと自分を平静にみている。その感じがなんだか楽しい。
久しぶりに、声を出して笑ったりしながら読んだエッセイである。 -
おもしろい。
最後の方の音楽関係の話は、私が詳しくないし、人の名前もよくしらないので、おもしろさはそこまででもなかったが、
昔の思いで話とか、日常のささいな事件とかをおもしろおかしく書いていて、面白い。エッセー向きの作家さんなのかな。真剣なトーンのよりかは、絶対に軽いノリの話の方が面白い。
あと、ブログで一度読んだから、二度目だからあんまり面白いと思えなかったのかなー?とか思ってたけど、きっと面白さが半減しているのは、写真がないからだ。白黒でも写真載せれたらもっと面白いのとかもあっただろうなー。正直、ブログの方が面白い。 -
5.20読了。中島らも氏の娘さんの初エッセイ。
クスっと笑えてちょっぴり泣ける。さなえワールド大好き!