- Amazon.co.jp ・本 (208ページ)
- / ISBN・EAN: 9784575301977
感想・レビュー・書評
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元国税調査官の税金を中心とした経営アドバイス書。開業間もない中小零細企業経営者は勉強になると思います。元国税調査官自ら「税金なんて無駄なことにしか使わないんだから、馬鹿正直に納めるのは馬鹿(脱税しろではない)」というスタンスには良い意味で驚いた。
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中小企業の実態、実務的なこと、会計の限界がわかる!
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僕が始めてこの作者の著作に触れたのはこの本でした。経営と税金。これをめぐる取る側と取られる側の知略を尽くした攻防の数々は非常に読んでいて面白かったです。一般のビジネス書にはまず書かれていない部分です。
僕はずっと前から税金関係の本を読んでいましてね。理由はお金に関する知識の中で、税金に関するものが徹底的にかけているなと痛感しまして。本屋や図書館などをいろいろ散策して、その過程の中で見つけた本です。いやぁ、面白い。税金というものがこんなに面白いものだとは正直思いませんでした。
僕は昔、東京で働いていたときにとある社長のいわゆる『付き人』をやっていたことがございまして。彼らが僕に話していた言動をこの本に沿ってひとつひとつ当てはめていくと、そのまんま見事なまでに一致するんですね。スレスレの話なのであんまりここでは具体的なことは書きませんが、この本にいわく。
『税金は費用対策効果が最も低い出費』
なんだそうです。この一節を読んだときに『なるほどなぁ』と頷きました。
今、この人の本を『悪の税金学』『悪の会計学』などを読んでこの国の税制度がいかにいびつなまま現在まで至っている、ということがよくわかりました。やっぱり『お上』の言いなりになってはいいようにされてしまうなぁ、なんてことを先日読んだ『カムイ伝』のことも織り交ぜつつ、とりとめもないことを考えています。 -
悪と書いているが要は如何に税金を払わない対策の事。でも、結構ためになるかも。社員の給与を減らす代わりに住宅補助、交際費の支給等が節税対策になるとは!
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税金に関して、少しでも普通と違った角度から勉強になるかなと思って読んでみました。善悪両方から見ると本質が見えやすいということが勉強になりました。善人でいたければ悪を知ることも大切と思います。
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「悪の~」なんてタイトルが付いていますが、当然ながら脱税や犯罪的な内容ではなくて、違法にならない範囲での節税テクニックや経営のキモである資金調達のテクニックなどが色々と紹介されています。
内容も非常に分かりやすく読みやすい反面、この本だけで節税策を実行するにはちょっと物足りない気もします。