紅い花 つげ義春カラー作品集

著者 :
  • 双葉社
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感想 : 5
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  • Amazon.co.jp ・本 (160ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784575305494

感想・レビュー・書評

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  • 『#紅い花 つげ義春カラー作品集』

    ほぼ日書評 Day715

    図書館で目に止まり。

    今日、説明過剰、保険的バックアップ過多な世の中になってみると、これくらい説明不足、解釈は読者に任せるというスタンスはシュールを超えて潔い。

    作者の中でも最も有名と思われる『ねじ式』もカラー版所収。

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  • 意外と刺激が足りませんでした。
    「不思議な絵」だけはオチがあって楽しかったかな。

    「ねじ式」もまあまあ。
    当時は斬新だったのかな?
    不思議の国のアリスみたいなナンセンスですが、急に濡れ場が出てきて男性向きかな。
    おかんの場面で急に面白くないギャグ展開になってしらけた。

    「紅い花」ですが、私には意味が分かりませんでしたが、初潮を表していたのですね。。
    だって川の水に流して見えるほど血が出るもんじゃないし(笑)
    初潮の時は動けなくなるほど重くないし。
    だからこれも男性にしか作者の意図わからないんじゃ、、と思いました。

    昔「不思議な手紙」を読んだときは衝撃でしたが、全部の作品が面白いわけじゃないのかな。
    暗い話じゃないのになんとなく後読感が憂鬱。
    メンタル強い時じゃないときっと読めない。

  • ◆10月11日のNHKアーカイブスで『ガロ』の特集。高名な「ねじ式」を初めて目の当たりにしてカルチャー・ショック。翌日、書店にて購入。すごいわぁ、「ねじ式」。心のファインダーに残像残りまくり…。◆本書は発表済みの旧作を1969(昭44)にカラー版に改訂再録したものをまとめた作品集(2013年7月)。落ちる花の赤・落日の赤・ほとばしる血の赤。存在の不安をかきたてる。◆収録作品:紅い花/通夜/もっきり屋の少女/李さん一家/峠の犬/チーコ/不思議な絵/ねじ式/山椒魚/沼/インタビュー「隠棲への変わらぬ憧れ」
    ◆これは買って後悔することのない、ドナドナすることのないコミック。

    • だいさん
      最近のレビューをいくつか読ませていただきました。幅広く読まれているようで感心しました。(作品への入れ込み具合も、おもしろかったです)

      ...
      最近のレビューをいくつか読ませていただきました。幅広く読まれているようで感心しました。(作品への入れ込み具合も、おもしろかったです)


      本書は、カラーの本なのですね?(ちょっと見てみたいような感じもします)。
      でも、紅い花は(白黒であっても)色を感じますよね!(私だけ?)
      2014/12/27
    • lttrsさん
      >だいさん。コメントありがとうございます! ちょっとひとりよがりな感想多めでお恥ずかしいです(笑)
      この本は「カラー作品集」とありますが、...
      >だいさん。コメントありがとうございます! ちょっとひとりよがりな感想多めでお恥ずかしいです(笑)
      この本は「カラー作品集」とありますが、赤と黒の二色刷でした。
      「白黒でも色を感じる」…わかる気がします。むしろ私もそちらも読んでみたいです!
      2015/01/03
  • 巻末インタビューの「隠棲への変わらぬ憧れ」という題が全てを表している。

    シュール隠棲田舎旅ちょいエロ漫画。

    好き嫌いあるだろうけど、合う人には何度も読み返したくなるだろう。

  • クラゲには十分ご注意ください。
    特にメメクラゲには。

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著者プロフィール

つげ 義春(つげ・よしはる):1937年生まれ。漫画家。

「2024年 『つげ義春が語る 旅と隠遁』 で使われていた紹介文から引用しています。」

つげ義春の作品

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