- Amazon.co.jp ・本 (224ページ)
- / ISBN・EAN: 9784575311365
感想・レビュー・書評
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サブタイトルは「絶望ニッポン」と名付けたくなるような内容で、読了後には鬱になるかも。少子高齢化がますます進む今後はこの類の問題は増加するのは確実・・・。自分が「そう」ならないためにはどうするべきか?それを考えるきっかけになるかも。
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内容は、万引きを捕まえる仕事をしている保安員である著者の体験談。
通称『万引きGメン』と呼ばれる保安員は、民間の警備会社などに属しており、万引きに困っている商店などからの依頼で派遣されてくるということを、はじめて知った。
『買い物客を観察して、万引きをつかまえるんでしょ。』と簡単そうに考えていたが、実際にはかなり大変な仕事であり、結構入れ替わりが激しいとのこと。
そんな著者が経験するのは、老人の万引きの多さ。
発行された2016年時点で、すでに金のない老人たちが増えているらしいが、コロナ禍を過ぎた今(2022年)万引き老人たちは更にふえているのだろうか。その後の状況が気になる。 -
悲しい事実でした。
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寝たきりの息子のために(普通はとらない)バナナを盗む老女。自分の母親とぐるになってレジ不正操作する娘。ホームセンターで商品盗む工事関係者。
妻の墓前で自殺しようとしていた男性。
耳が聞こえないふりをしはじめる男性。
万引き犯養成所と言われる圧縮陳列の店。 -
こうはなりたくないな、という万引き老人の話ばかり。
読んでてちょっと悲しくなる。 -
367.7
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万引きGメンの離職率が高くて
自殺までする人もいる
ということに 共感と同情をしてしまう
正しいことをしてるのに 本当に生きるか死ぬかという人も 捕まえなきゃいけないし 優しい気持ちを持っていても 嘘をつかれて また再犯する 絶望を感じてしまうよなぁ -
中古販売店の展示車 鍵がかかっていない
保安員 アルコールや薬物の中毒でない、逮捕歴がないなど一定の条件を満たし、30時間を超える研修をうけるとなれる -
ちょっといろいろ強引だったり
思い込み強かったり。
誰か資料提供してくれたら
もっと読み応えありそう。