テレビの「すごい! 」を10年記録 バラエティ番組2012~22年の定点観測

著者 : 松田健次

• 双葉社 (2022年4月21日発売)

作品紹介・あらすじ

YouTubeのほうが面白い。もう、オワコンだ。――テレビを取り巻く環境が激変しているが、本当にテレビ番組には、娯楽コンテンツとしての魅力がなくなってしまったのか？　現役放送作家によるテレビ界激動の10年（2012～22年）のバラエティ番組批評。（初出は『読売新聞』夕刊での月一連載）

感想・レビュー・書評

[kijinekodouさんの感想 · 2024年2月24日]

2012年から10年間のテレビのバラエティ番組の流れを追った1冊。振り返ってみるとたかが１０年、されど、１０年といった感じで自分の思い出も感じることができた1冊だった。

[摂南大学図書館寝屋川本館さんの感想 · 2023年12月26日]

摂南大学図書館OPACへ⇒
https://opac2.lib.setsunan.ac.jp/webopac/BB50294763

[masahiro884さんの感想 · 2022年4月23日]

地上波テレビのバラエティ番組から毎月面白かったものを2〜3本ピックアップする読売新聞の連載が書籍化。タイトル通り10年分の記録。テレビ好きの自分には懐かしい内容ばかり。奇しくも1つ目が『クイズ☆タレント名鑑』の最終回から始まっており、10年後もTBS藤井健太郎が『水曜日のダウンタウン』でトップを走り続ける現在への予言・伏線めいたものになっているのも何か示唆的で面白い。前説で断られているようにテレビの正史ではないので「歴史的観点ならこの月にはあれが入ってなきゃダメだ」「あの番組が一度も登場しないのはおかしい！」といった意見もあろうが、それもまた本書の楽しみ方（ちなみに前者は月刊連載の時評という性質上そもそも難しく、むしろ「そうか、番組開始当初はあまり注目されてなかったのか」ぐらいで読むべきかなと）