- Amazon.co.jp ・本 (232ページ)
- / ISBN・EAN: 9784575318418
作品紹介・あらすじ
芥川・大江賞作家・長嶋有の小説を、6人の旬な女性作家が一堂に介し漫画化します。「あした死ぬには、」の雁須磨子が「三の隣は五号室」を「凪のお暇」のコナリミサトが「もう生まれたくない」を「トクサツガガガ」の丹羽庭が「今も未来も変わらない」を「メタモルフォーゼの縁側」の鶴谷香央理が「問いのない答え」を「ご成長ありがとうございます」の三本阪奈が「舟」を「往生際の意味を知れ!」の米代恭が「三十歳」を描きます。発売にさきがけて、収録作品を11月よりwebアクションにて順次配信します。
感想・レビュー・書評
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51冊目『いろんな私が本当の私』(長嶋有 原作、雁須磨子/コナリミサト/丹羽庭/鶴谷香央理/三本阪奈/米白恭 著、2023年11月、双葉社)
芥川賞作家・長嶋有の作品を漫画化するというアンソロジー企画の第2作。今回は6人の人気女性漫画家が、それぞれ女性を主人公とした物語を描く。
お気に入りは雁須磨子が手がけた「三の隣は五号室」。アパートの一室に着目し、住人の移り変わりの様を描いていくという発想が面白い。
〈私 小学生の時 人殺しちゃったん だけどさ〉詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
長島有さん原作のショートストーリーをコミック化。原作は読んでいないけれど、描き手さんのそれぞれの個性が出ているなと感じる。
こういう試みもおもしろい。 -
娘からおすすめされた長嶋有さん原作小説のコミカライズ。
「往生際の意味を知れ!」の米代恭さんや、「凪のお暇」のコナリミサトさん、「メタモルフォーゼの縁側」の鶴谷香央理さん等々、漫画に疎い私でも知っているほどの錚々たる漫画家さんたちが名を連ねている。
長嶋有さんの著作はいくつかタイトルを目にしたことがあるものの、作品に触れるのは初めてだったので新鮮な気持ちで楽しめた。
娘がどこ経由で本作を知って読んでみたいと思ったのかは謎なのだけど、どのような入口からであれ、こうして文学と接点を持ってくれるのは嬉しい。『三十歳』が面白かったらしい。 -
原作ファンのコミカライズの楽しみ方がよくわかってなかったんやけど、短い漫画に落とし込むにあたってどこを残して描くかの選択がどういう物語として捉えているかの表出になるんやってのがトークイベントに行ってわかった、おもろしい!!!そして久々に読み返した小説のおもしろさよ!!!!人間って自由に生きてるようで全員トノマ。解説もあとがきもうれしい 色めき立つ。