ラストセブンデイズ―天使の穢し方― (マージナルコミックス)

著者 : ひつじま羊

• 双葉社 (2019年3月7日発売)

作品紹介・あらすじ

「あと７日で僕は死ぬ」
【幼馴染を愛する優等生×天使のようにピュアな大学生】
救うために穢す――友情が試される密室BL

昨日までは、ただの親友だったのに――。
優等生の息吹と天然系のしおんは保育園からの幼馴染。ある日、「いい子だから７日後にあの世に連れて行く」という謎の天からの声と共に、しおんの背中に羽根が生え、頭には輪っかが。五感をひとつずつ失っていく姿に焦った息吹は、しおんを""悪い子にする""＝""穢す""ことを決意し…。

大切な人が消えるまでのカウントダウンは７日間。
""救うために穢す""二人の運命は――？
描き下ろしも収録！著者初コミックス!!

感想・レビュー・書評

[げげげのさんの感想 · 2020年9月8日]

怖い！

BLで五感が失われるってどういうこと？と思って購入したけど五感を失わせて天使に近づける神よりも共依存の彼らが怖い…！

どこにもいい子なんていない……怖い…

ただ続きが気になってどんどん読み進めてしまう作品だし、姦淫の罪を犯して天使から遠ざかろうとする彼らははちゃめちゃにえっちするけど全てのえっちシーンに罪悪感やら背徳感やらが紛れてて全然えっちに気がいかない。心情描写にばかり目がいく作品は好きなので★4…

ただ読む人を選ぶ作品だなと思う。

[lookonbookさんの感想 · 2019年11月5日]

人間の黒い部分（エゴ）をフルでだし貶める行為がはじめにあり最後のオチも自分の欲望のため相手を手に入れる姿がまさしく現代の自分たちだと思えた。ピュアでキュアなBLばかり読んでいる人には心苦しいかもしれないがわたしは好きだった