告白 (双葉文庫) (双葉文庫 み 21-1)

著者 :
  • 双葉社
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  • Amazon.co.jp ・本 (320ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784575513448

作品紹介・あらすじ

「愛美は死にました。しかし事故ではありません。このクラスの生徒に殺されたのです」我が子を校内で亡くした中学校の女性教師によるホームルームでの告白から、この物語は始まる。語り手が「級友」「犯人」「犯人の家族」と次々と変わり、次第に事件の全体像が浮き彫りにされていく。衝撃的なラストを巡り物議を醸した、デビュー作にして、第6回本屋大賞受賞のベストセラーが遂に文庫化!"特別収録"中島哲也監督インタビュー『「告白」映画化によせて』。

感想・レビュー・書評

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  • 湊かなえにしてはスッキリとした?終わり方で良かった

  • なんの救いもなく、なんの解決策もなかった。

    苦しい。

  • 様々な登場人物の視点で物語が進んでいくが、それぞれの視点でみた事件の概要は微妙に異なり徐々に真実が明らかになっていく。
    イヤミスの代表作だが、読後はそこまで嫌な気持ちにはならなかったのは登場人物全員がものすごく利己的だったからかも?
    最後まで飽きることなく一気に読めてしまった。

  • 湊かなえ作品を初めてちゃんと読んだ一冊。
    このテイストで、じわじわと追い詰めて復讐していく過程が上手い。
    この人以前、以降でミステリーが変わったのが理解できる。


  • ずーっと気になったまま10年以上たってようやく手に取りました。

    なぜ手に取らなかったかというと、第一章の担任の先生の独白部分だけ母から既に教えてもらってたからです。

    当時本を読む方ではなかったので、この先も読まないだろうと思って聞いちゃってました。。。
    あぁ、今となってはもったいないことをしたと思います。
    まっさらな状態で本を楽しめるのは一度だけだというのに。

    ともかく、その先を聞いてなくてよかったです。
    事件の加害者、被害者、そしてその家族など、あらゆる視点が続々紡がれているので第二章以降はより一層わくわく?できました!

    母に「『告白』読んでるよー、この本は2回目読んでも面白いと思う。」というと、また読みたいから置いててと言われました。

    10年後また読み直そうかな?

  • 章が変わる事に1人1人に焦点が向き、事件や生い立ちについて告白していく。
    映画を観た後に読みましたが、展開が分かっていても読み進めていくうちにドキドキしました!
    母親との関係、友達など中学生は色んなものに影響を受けていることを感じます。

  • とても面白い。
    ただどうしても血とかが苦手な人とかは読むのがきついと思う。
    湊かなえにしてはスカッと終わった。

  • 最高。傑作。

  • そういう結末?

    なんてこったい。


    なんと4時間くらいで読めてしまった。

    復讐は良くないよ?

    そう思うんだけど、当事者になったら同じことが言えるか?自信はない。

    けどなぁ、この本読んで、得られたものが何かあるか?

    ないなぁ。

    復讐はいかんよ、やっぱり。

    面白かったけどね。

    小説としての完成度は限りなく高い。

    けど俺は好きになれない。

    この著者のイメージが変わった。

    なのに星5って…

  • 湊かなえ先生の本を読むのはこの作品が初めてなのですが、とにかく読みやすく一気にスラスラと読めました。
    湊かなえ先生の独特な文章の書き方、不気味で狂気じみた雰囲気、徐々に明かされていく事件の真相、全てに惹き込まれました。

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著者プロフィール

1973年広島県生まれ。2007年『聖職者』で「小説推理新人賞」を受賞。翌年、同作を収録した『告白』でデビューする。2012年『望郷、海の星』(『望郷』に収録)で、「日本推理作家協会賞」短編部門を受賞する。主な著書は、『ユートピア』『贖罪』『Nのために』『母性』『落日』『カケラ』等。23年、デビュー15周年書き下ろし作『人間標本』を発表する。

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