動物学科空手道部2年高田トモ! (双葉文庫)

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  • Amazon.co.jp ・本 (296ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784575514230

感想・レビュー・書評

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  • 動物実習のところがこの本で一番面白いところ。
    牛の飼育を体験したことが上手く描かれている。セリで子牛を買って来て、飼育した牛を肉牛としてうるという農家の人の仕事初めて知った。
    クラブや学園祭、そして恋愛は大学生らしい。

  • とにかく意地っ張りなクセに鈍感すぎる主人公が、部活と実習と恋に翻弄されてます。

    解説 / 藤田 香織
    カバーデザイン / 高瀬 はるか
    カバーイラストレーション / 宮尾 和孝
    初出 / 双葉社Webマガジン2008年11月~2010年6月連載分に加筆訂正

  • シリーズ2冊目。2年生に進級し、実習やレポートに追われる日々。1年生も部活に入り、焦ってしまうトモたち。山形での実習でも、ひと波乱あり、恋愛も交じり、1巻よりも面白かった。後から入った人が自分より上手だったりすると本当に焦る気持ちにとても共感。同期が脱落してしまいそうになることに必死になるのもトモのいいところだと思う。栄くんのしっかりした部分が際立っていたのではないかと思う。けど、最後、上から目線はいったいなぜだろう。栄君の態度に気づかないトモには、いい加減気づきなよと読みながらはらはらしました。また、動物と接することや酪農を仕事とすること、命あるものを食するということ、読むたびに考えさせられます。次も楽しみ。

  • シリーズ2作目からいきなり文庫版になった。イラストはかわいくて〇。
    しかし、1年の時もうすうす思っていたことだが、このトモの言動にイライラしてしまう。部活と呑みと恋愛と。もちろん動物学科のことも出てくるが、どこに一番ウエイトを置いているかがよく分からない構成だった。実習のまえに部活の合宿があっても、ばっさりそのことが切られていたり、一人称なこともあって時間軸が混乱する。そういうところも現役大学生にはリアルなのかもしれないが、読みにくかった。

  • 高田トモ鈍すぎ!
    でも実際大学生の頃って、人の好意に気付いてるけど気付かないふりしたかったり、今一歩踏み込む勇気がなかったりするから、現実これが大学生の恋愛ペースかも。周りから見守る身としては、「わかりきってるのに何遠回りしてるの」って、イラッとすらする行動が多々あるんですが。その点、栄はけっこう直球。今思えば、前作から布石だらけだったんじゃ・・・。個人的には、ラストスパートの栄くん、好感度急上昇☆です。

  • 2年生になって、後輩ができて、実習に行って、変化が。栄氏の今後を見守りたい☆

  • いい子なんだけど今回はさすがにイライラした。とはいえまだ2年生。続きが楽しみ。

  • いろんなタイプの人物が登場して、それぞれがうまくバランスをとっているような印象を持った。
    結局自分が思うように自分を他人は見ていなくて、だからまあ、気負わず生きていけばいいのかなと読み終わって思った。
    という感じの青春小説。ぜひ「1年」の方から読んだ方が良いと思う。

  • 1よりも、登場人物たちがよりはっきり見えてきて
    トモの真っ直ぐさが心地よかった。

    個人的には1の楓くんのキャラクターが好きだったから、
    今回最後に栄と付き合うことになったのはなんだかなぁ。
    と思ってしまったけど。

    いじらしくて、部活動をしている大学生がリアルで良かった。

  • 著者が現役の獣医学部生ということで非常にリアリティがあります。
    続きが楽しみです!

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著者プロフィール

作家、獣医師。15歳の時に書いた『佐藤さん』で、第44回講談社児童文学新人賞佳作を受賞し、作家デビュー。一方で、麻布大学大学院獣医学研究科で博士号を取得し、現在は獣医師兼作家として活動している。著書『ぼくとニケ』は青少年読書感想文全国コンクール課題図書に選出された。他に『ただいまラボ』(以上講談社)などがある。

「2023年 『おはなしサイエンス 未来の医学 これからも、リッキーといっしょ』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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