少女 (双葉文庫)

著者 :
  • 双葉社
3.58
  • (923)
  • (2120)
  • (2164)
  • (486)
  • (76)
本棚登録 : 23505
感想 : 1734
本ページはアフィリエイトプログラムによる収益を得ています
  • Amazon.co.jp ・本 (328ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784575514834

感想・レビュー・書評

並び替え
表示形式
表示件数
絞り込み
  • あとがきにあった、文章が立体になる感覚、めちゃくちゃ分かるな〜〜ってなった。ザ・湊かなえって感じ

  • 「死」がテーマになっているので内容的には重めなんだけど、サラサラ進んじゃう系

    そして最後の伏線回収がおもしろい

    高校2年の夏休み、2人の女子高生が誰かの死と対面したいとそれぞれが死の気配がありそうな場所でボランティアを始める

    1人は老人ホーム、1人は小児科病棟で。。
    老人ホームでは頼りないおじさんを助けるため
    小児科では子供の願いを叶えるために

    目的は同じなのに、手段はちがう、だけど行き着くところは同じ?


    まぁ本当にこんな女子高生がいたら怖いなーと

  • 2023 11/30 #15
    いやあ鳥肌
    最後の伏線回収すごいわさすが湊かなえさん
    全てが繋がった感じ

  • 湊かなえってかんじの伏線回収
    最初の遺書が紫織のものとは思わなかったけど
    住宅展示?の変態親父の子供なんだろうなっていうのは途中からなんとなく思った

    あらゆるところで登場人物が関わってくるから誰がどっちサイドで繋がってたか時々混乱する笑

    こんなに全部繋がるのはフィクションならではだけどちょっと繋がりすぎかな?って思って星は3

    由紀と敦子が親友である理由はわかるようでわからなかったかな

    没頭加減でいうと母性の方があった

  • 湊かなえらしい負のオーラ満喫の作品
    死に囚われた少女達の話
    最後には全ての事が絡み合い繋がっていく感じ良かった

  • 入院中に読んだ。
    内容わすれたしまったので、感想かけないけど、さらさら読めた記憶。

  • 最後に全ての伏線が回収された時には鳥肌が立った。
    「因果応報」心に刻みたいと思う。

  • 誰かのした行動が最終的に誰かや自分に振りかかって、死を見たいと願わずとも自分の行動が誰かの死に繋がる。
    おばあさんの因果応報!地獄に堕ちろ!がそのまま伏線回収になっているようで、遺書が全てと繋がった時に「うわーーーーーー!」となりました、、、、、
    ちょっとずつ落ちているキーワードをつなげて、伏線が立体的になっていく感覚。
    登場人物みんなが不気味なぐらいそれぞれの死を考えていて、死が近くにあって、なのに気持ちよくておもしろくてどんどん読んじゃった

    後輩にすすめられて突然読み始めた初めての湊かなえさん作品、イヤミスはまりそうです

  • とてもとても上手くできているお話。
    語り手が二人の少女によって行われていて、始めは少し混乱しましたが、読み進めると少女の性格、語彙力の違いが文章に表れていました。
    登場人物の全員が複数の人と関わりを持っていて、ここで繋がっていたのか!という場面が何度もありました。
    二人が夏休みの間、全く連絡を取っていない状態で、敦子は由紀のことを事あるごとに考えているのに対し、由紀は自分の計画が成功することだけを考えていて、でも敦子のために物語を書いていて、二人の性格の違いが面白かったです。
    敦子と由紀がいつまでも仲良しでいてほしい〜!

全1734件中 51 - 60件を表示

著者プロフィール

1973年広島県生まれ。2007年『聖職者』で「小説推理新人賞」を受賞。翌年、同作を収録した『告白』でデビューする。2012年『望郷、海の星』(『望郷』に収録)で、「日本推理作家協会賞」短編部門を受賞する。主な著書は、『ユートピア』『贖罪』『Nのために』『母性』『落日』『カケラ』等。23年、デビュー15周年書き下ろし作『人間標本』を発表する。

湊かなえの作品

  • 話題の本に出会えて、蔵書管理を手軽にできる!ブクログのアプリ AppStoreからダウンロード GooglePlayで手に入れよう
ツイートする
×