やがて、警官は微睡る (双葉文庫)

著者 : 日明恩

• 双葉社 (2016年2月10日発売)

感想・レビュー・書評

[yappinkunさんの感想 · 2023年9月9日]

シリーズ第３作。
新規オープンしたばかりの高層ホテルに犯人グループが人質を盾にして立て籠る事件が発生する。たまたま居合わせた我らがヒーロー無骨な武本刑事は、一人犯人グループに立ち向かう。
約束通りにキャリアとしてカムバックした潮崎警視も無線で交信し、武本をバックアップ。
ワクワクの名コンビが復活する。

[Ｒitaさんの感想 · 2023年8月6日]

シリーズ3作目。ホテルの立て篭もり事件に巻き込まれた武本刑事と犯人グループの話。武本刑事視点でも犯人視点でもハラハラして楽しい。
相変わらず武本刑事が好きで武本刑事に絆される方々にとても同意。潮崎さんとの絡みも楽しいし、出てくる警察の人皆好きになる。

[aya1124さんの感想 · 2020年1月13日]

ただただおもしろい。シリーズ２作目はとても悲しい背景があったので全体に重かったけれど、
(もちろんそれでも面白かったけれど)
今作は雇い主の事情が少し書かれた程度で
武本の警官魂、潮崎とのやりとり、
協力者とのハラハラ、に集中して読めた
スッキリ。早く４作目を読みたい

[kattebooksさんの感想 · 2023年2月28日]

いやぁ、急に事件のスケールが・・・。ビックリです。

本書中、『ダイ・ハード』になぞらえる描写もあったわけですが、主人公自身が手を下すのがアメリカで、自らは手を下さないのが日本ですね。あんな、猟奇的な連中にどうやって対処するのかと思ったら、自壊したので「そう来るのか！」と思いました。

これがこのシリーズの３作目で、４作目が私が一番最初に読んだ『ゆえに、警官は見護る』になるんですね。っていうか、この作品と４作目の間には、結構ギャップがある様な気がするんですけどね。

[1213430番目の読書家さんの感想 · 2023年2月3日]

3回目くらいのトライでしたが、今回も半分くらい読んでリタイア。前2冊は面白かったのですが。

[14oclockさんの感想 · 2022年8月11日]

新設ホテルで誰も望まない人質立てこもり事件に発展してしまった今作。
最後まで読んでからどういう事件だったか整理して、まず思ったのは武本先輩のかっこよさとか潮崎君がんばれとかではなく
『文田さん有能すぎるやろ』

老人のもと各個独立したチームでことに当たっているのなら計画段階から文田さんが仕切っていたんだろう。ホテルの立ち上げ専門家としてターゲットに営業かけてしっかりゲットしてくるのすごい。私ならそこで頓挫する。
ナチスの略奪品を収集するお金持ちとかサイコパス双子とかより文田さんの営業力の方がファンタジー。
無関係の人への被害を最小に抑えつつチームメンバーを複数潜ませるにはフルオープン前の新ホテルの方が他の老舗ホテルより良くて、取引をしようとしている段階で情報をキャッチしてから犯行現場を選んで営業をかけて、と考えると数ヶ月かかっている計画のはず。消防法の直通報から免れる範囲に新設されるホテルなんて年にいくつもあるわけないし、犯行当日より前段階がむしろ本番。ターゲットが部屋に入った時点でこの計画は９割成功してる。この状態でその後のアクシデントの数々を乗り越える文田さん本当にプロ意識高い。
１作目も３作目も犯人が有能。

潮崎警視が調査してた川の件も関わってくるのかと思ってたけどそんなことはなかった。
ところで警視って田舎の方なら警察署長になる身分だけど神奈川県警とか都市部の大きいところだとこんな感じになるのか……

わりと時間経過のあるシリーズだけど、次作では二人とも結婚してたり子どもがいたりするのかな。

[junco0424さんの感想 · 2020年7月23日]

前二作から少し間が空いたので、人となりを思い出すのに戸惑ったけど、そうそう、相変わらずこんな感じだったと。
途中までは、ただただ犯人側と武本とのホテルでの立てこもりに至る話で、特に前二作を読んでなくても問題のない内容で、でも後半はしっかり2人の人間性を理解していた方が楽しめる内容だった。
次はあの彼女が出てくるのかしら？

[jonkoさんの感想 · 2019年8月18日]

今回のバディは民間人？殺人の描写はちょっとグロくて閉口したが、次が気になって読むのを止められずに気が付けば深夜2時。流石にそこまでにして寝たものの今日一気読み。相変わらずの潮崎さんとの絡みも楽しませて頂きました。潮崎さんが作中に登場させる小説も気になって検索してしまいました。次も楽しみです。

[nsystemsさんの感想 · 2019年3月28日]

なぜ途中からグズグズに
書くのに飽きたから？

[haji07-2019さんの感想 · 2019年2月7日]

2月-4。3.0点。
次作を読んだため、思い出しで再読。
非番の武本、横浜のホテルで事件に巻き込まれる。
従業員･客を人質に立てこもり。犯人の目的は。

犯人たちの出自のスケールは大きいが、
事件は意外とスンナリ解決という感じ。
次作まで5年かかった。もう少しペースが速まるといいな。