ひかりの魔女 さっちゃんの巻 (双葉文庫)

著者 :
  • 双葉社
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感想 : 30
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  • Amazon.co.jp ・本 (360ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784575524048

作品紹介・あらすじ

重ノ木さちは、くすのきクラブというフリースクールに通う小学五年生の女の子。そのフリースクールに真崎ひかりというおばあちゃんがボランティアとしてやってくる。週に一度、ひかりおばあちゃんと触れ合ううちに、少しずつさちの日常に変化が……。10万部を超えるヒット作『ひかりの魔女』の書き下ろし第三弾。

感想・レビュー・書評

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  • さすが魔女!
    相変わらず、心が温まり、癒されるお話でした。

    いつも、ひかりさんみたいにニコニコしていたい。
    そして、押しつけることなく、周りの人を幸せにしたい。

    まずは、コツコツと物事をやること。
    さっちゃんは小学生なのにできてて、素晴らしい!

    私はそれが一番苦手だから、今年はこれを目標にするしかないかな!

  • 先日読んだ「ひかりの魔女」の続編が発売になったので早速購入。
    相変わらず心に沁みる本でした。楽しいです。

    内容としては、これまでとちょっと異なった感じがして、最初は「ん??」って思いましたが、読み進めるにつれて様々な事柄が繋がってきて、やっぱり山本甲士さん素晴らしいなと(笑)

    この巻(3作目)だけを読んでも十分面白いですが、個人的には、前2作を読んだ上で、この「さっちゃんの巻」(3作目)を読んだ方が何倍も楽しめると思います。

    過情報化や大量消費といったものに慣れ過ぎ、多様過ぎるほどの価値観が認められている我々の時代。コロナウィルスの蔓延で「あれ?このままでいいのかなぁ」と感じている方も多いと思います。そのような方にもそうでない方にも、今一度生き方を見つめ直すきっかけになるのではないかなと感じました。

    沢山の方にぜひとも読んで頂きたい本です!!
    素晴らしい。

  • 2020年10月双葉文庫刊。書き下ろし。シリーズ3作目。さっちゃんが実行するけんすいの練習方法は、知りませんでしたが、面白かったです。漢字ドリルや算数ドリルの書けるところや解っているところはとばすというのもユニークで興味深く、面白かったです。ラスト付近のさっちゃんのご近所さんさんの展開は少し出来すぎなところもあるようですが、さっちゃんの魔女ヘの仲間入りが楽しいです。

  • 1巻で撃たれた小学生の子だったんだ。人事の様な事件だけど、ちゃんと被害者に寄り添って、、ひかりさんを添えるとか素敵だな。教え子の暴力団の組長に頼まれたと思って最後に手の内を明かすのかと思ったけど、本当に天命が引き合わせたのかな、出会いがちゃんと繋がり、人も生活も変えて行くのがわかりやすくて良い、ひかりさんがモミの木にたどり着くのは導かれたのかな、お母さんが直接会わないとか、交流する所も見てみたいって、余計な登場人物がなくて、本当に罪な担任もアッサリ登場して、あんな程度で良いと思う。成長するさち良かった

  • まだまだ広がるひかりおばあちゃんの魔法(*^^*)今回は大変な事件をきっかけに学校へ行けず、フリースクールに通う さっちゃん が主人公(゜゜;)ひかりさんの凄いところはさっちゃんだけじゃなく、回りの人達も幸せにしてしまうところ(^o^)そして毎回増える後継者( ゜o゜)それにしても相変わらず美味しそうな料理だわ~( ̄¬ ̄)胃袋を捕まれるのも魔法の一つ?(^^;)

  • やはり良いですね。
    読んでほっこりします。
    小学5年生が主人公なんですね。
    そしてひかりの魔女の後継者?
    それも良いかもね。

  • 『ひかりの魔女シリーズ』第三弾。これも大好きなほっこりシリーズ。

    『魔女』である真崎ひかりさんは80歳超えのお婆ちゃん。でも、日々の鍛錬のおかげで背筋もピンとしているしスタスタ歩ける。

    何より素敵なのはその人その人の自分でも気付かぬ個性を伸ばす手伝いをさりげなくできること。
    そして、人と人をつなげる力を持っている。

    とても素敵だなぁ。こんな人に私もなりたかったな。(^^)

  • 表紙に惹かれて手に取りました。
    魔法使いのように人を幸せにするひかりおばあちゃんシリーズ第三弾。
    小学四年生のさちは事件をきっかけに不登校になりフリースクール通いをしていた。
    ひかりおばあちゃんの魔法でさちが前向きに変わっていく優しいお話。

  • 人脈の広さは人生を豊かにする。

    シリーズ3作目のひかりおばあちゃんターゲット先(笑)は、フリースクール。
    人脈フル活用‥本人はそうとは思っていないが‥で、小5女の子とその家族、学友たちをホッコリと覚醒させていく。
    まさに「魔女」。

  • シリーズ3作目
    人たらしババア、再びw

    今回の主人公は、ヤクザの銃撃のまきぞいの怪我がきっかけでいじめられて不登校になり、フリースクールに通う小学5年生の重ノ木さち

    フリースクールのボランティアとして、金曜日にだけ来ることになった謎のおばあちゃん 真崎ひかり
    勉強の仕方、物語の創作、懸垂、優しい嘘などをさりげなく気付かされ、さちの心境に変化が訪れる

    ちなみに、さちは1巻のアレの子って事ですよね
    他にも、名前の出てくる既出の登場人物以外に2巻の工場とか
    この巻だけ先に読んでもまったく問題ない構成になっているけど、やはり前作を知っているとニヤリとするところが多数

    今回はさり気なさ加減が抑え気味で、さちはひかりの気遣いにある程度気づいている
    だからこそ、魔女の弟子とかって発言になるのか?
    ってか、魔女の弟子は光来が自称してるんじゃなかったのか?

    あと、さちの変化だけでなく、さちのお母さん、おじいちゃんの変化が見どころでしょうか
    自分が変わることで周囲にも影響を与えるというのも計算してるんだろうか?
    いや、マジでひかりの情報収集能力と言うか先見性に関しては謎
    ま所詮はフィクションですけどね

    今回一番良かったところは、勉強の取り組む姿勢でしょうか
    「やらされる勉強と、好奇心から自分で調べる勉強は、栄養価が違うのだ」というのはよくわかる

    単なる知識だけでなく、自分の興味や実体験に絡めると記憶も定着しやすいですしね


    学校側の描かれ方として、母親やおじいちゃんの態度を通じてネガティブなイメージを抱くような感じになっている
    ただ、まぁ実際は諸事情ってものがあるからなぁ
    一概に批判はできないかな

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