後宮の百花輪(3) (双葉文庫)

著者 :
  • 双葉社
4.10
  • (7)
  • (19)
  • (4)
  • (0)
  • (0)
本棚登録 : 117
感想 : 10
本ページはアフィリエイトプログラムによる収益を得ています
  • Amazon.co.jp ・本 (336ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784575525427

作品紹介・あらすじ

一人の貴妃が落花したものの、後宮の覇権を賭けた百花輪の儀はますます熾烈を極める。後れをとる北狼州出身の芙蓉妃・來梨は、起死回生の秘策を思いつく。芙蓉宮の命運は侍女の明羽に託された――。絢爛豪華な中華後宮譚、風雲急を告げる怒濤のシリーズ第三巻!

感想・レビュー・書評

並び替え
表示形式
表示件数
絞り込み
  •  前巻と同じ感想になりますね(*´σー`)エヘヘ

  • 最初はドキドキのアクション。皇太后の話は随分あっさり通り過ぎたような?と思ったら、そんなことが、、、それぞれのチームの力関係がすごくアップダウンして、おもしろい!灰麗の予想外の告白ががかわいい(笑)

  • 2.3巻一気読み。皆がそれぞれに背景を持っていて色々画策しているのが楽しい。
    あれこれ陰謀が交錯してるけど、しっかり書かれているので読みやすいし、読み応えがあるのが嬉しい。來梨が素直さはそのままに成長して行ってたり、明羽と李鷗との距離がちょっとずつ縮まって来てたりと皆の成長が楽しみです。

  • 第3巻で終わりかと思っていたが、まだ続くのだろうか?結末が見えていながら読み進めた感があるが、まだ続くのなら、私の予想を裏切るのかとも思ってしまう。

  • いやぁ、今回熱い展開でしたね。
    後宮ものはたくさんあるけど、このシリーズは妃みんながガチで優秀で、ほんと読んでて楽しい。
    明羽と李鷗の関係も好き。

  • 前作の勢いそのままに面白い。芙蓉妃がどんどん強くなっていく様が、見ていてとても心地良いです。その優しさのまま周りを巻き込んで、大円団へと至って欲しい。

  •  寵愛よりも国を選んだ皇帝・兎閣とそれに相応しくなろうと頑張る來梨。底辺だった來梨が目を付けたのが出身地の二大貴族の支援を得る事。だが、この二大貴族はお互い犬猿の仲。どちらに頼むべきか、侍女の明羽に託された。そして後宮では影の支配者の皇太后が国の存亡に関わる陰謀を企てていた。

     北狼州張家の当主・宗伯が謀反を企てていると知らされ、李鷗は北狼州張家へと向かう。おりしも明羽もそこへ向かうつもりで軍事練習の部隊へ紛れ込み、そこで李鷗と鉢合わせをする…

     明羽の声詠みの力がついに李鷗に知られる事に。驚きはしていたけど、ますます明羽への興味が募った気がします。その想いが全く通じてなくて、単純に僕に欲しいと思われている李鷗がちょっと哀れでした。

     あれだけ好き放題していた皇太后が、明羽達の策略により目的が果たせず力を失いかけた所へ、さりげなく政権を奪う玉蘭の手腕はお見事でした。

     ますます激化する百花輪の儀。來梨は正妃になる事はできるのか、今後も楽しみです。

  • 明羽はまたしても全力で駆け抜けていく。
    そして、後宮では來梨が徐々に強くなっていく。貴妃が力を合わせる、ということが、短期間であったとしても実現したのが、最初を思うと感慨深い。しかもそれを提案したのが來梨だとは。これは本当にやってくれるかもしれないと思わせてくれる。ただ、それと同じくらい、他の後宮の住人たちもまた、自分の願いを叶えるために、前に進んでいく。全員の願いが叶うことはきっとないのだろうけれども、なんらかの納得する答えを見つけてくれると良いのだけど。ただ、玉蘭が何をしようとしているか、少し怖い。

  • 安定して面白いので、失速しないで続いて欲しい。
    今のところ、玉蘭が一番こえーと思う……。

全10件中 1 - 10件を表示

著者プロフィール

1983年兵庫県生まれ。2007年に第14回電撃小説大賞銀賞を受賞し、『under 異界ノスタルジア』でデビュー。真っ直ぐで透明感のある文章、高い構成力が魅力の注目作家。他の著作に、「花魁さんと書道ガール」シリーズ、『雪には雪のなりたい白さがある』『フルーツパーラーにはない果物』『今日も君は、約束の旅に出る』『わたしたち、何者にもなれなかった』などがある。

「2021年 『パンダより恋が苦手な私たち』 で使われていた紹介文から引用しています。」

瀬那和章の作品

  • 話題の本に出会えて、蔵書管理を手軽にできる!ブクログのアプリ AppStoreからダウンロード GooglePlayで手に入れよう
ツイートする
×