後宮の百花輪(4) (双葉文庫 せ 14-04)

著者 :
  • 双葉社
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感想 : 9
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  • Amazon.co.jp ・本 (312ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784575526042

作品紹介・あらすじ

北狼州の強力な後ろ盾を得た芙蓉宮・來莉は急速に力をつけ始めていた。しかし水晶妃・灰麗が本格的に百花輪の儀に参戦し、百花皇妃争いは混迷を極める。溥天廟の巫女である灰麗は、国の滅亡を予知し、それを防ぐ唯一の方法は、自分が百花皇妃になることだと託宣を告げる。絢爛豪華な中華後宮譚、波乱の第4巻!

感想・レビュー・書評

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  •  なんだか凄まじい展開になってきたような(^▽^;)

     民草を試すような皇后は駄目だと思うけどね。

  • 來梨が凄くしっかりしてきて快進撃にわくわくする。
    素直で優しいながらも芯が通って魅力的な女性になったなと思います。
    明羽も事件解決に向けて色々頑張っていて読み応えのある内容になってます。

  • 今まで沈黙を貫いていた水晶妃・灰麗がついに百花輪の儀に参戦してきた。そして、突然五つの災い託宣を告げ、それを回避するには灰麗が皇妃となる事だと言い出した。その託宣通り、災いが次々と起こり…

    あれだけ引きこもりだった來梨が、率先して民を救うべく動き始めた事に驚きました。
    そして灰麗との掛けで小夏が去り、芙蓉宮の侍女は明羽のみ。ハラハラしっぱなしでしたが、ラストはやってくれました!真っ直ぐ頂点へと突き進む來梨が頼もしいです。

    明羽と李鷗のじれったい関係も、少しずつ近づいて来ていますし、これもとても楽しみです。

    いよいよ佳境へ入って来て、次で百花輪の儀は決着が付くのでしょうか?今から待ち遠しいです。

  • たくましくなったなぁ。
    表紙、毎回とてもきれい。並べておきたい。

  • そういうことか
    作者の意図が最後にわかった
    第5巻、早めに読まなければ

  • とてもマイナーだけど、とても印象に残っている歴史小説があって。土佐の国柱。あの本を思い出しました。忠義の士として、主君のために死ぬのではなく、ものすごい汚名を着ながら、主君のために最善となることをして死ぬお話なのです。

  • 図らずも”后の器“が問われた第4巻
    灰麗が百花輪の儀に本格参戦の意思を示した事で、事は後宮だけで収まらなくなる。

    腹を括った來梨はメンタルも強くなって来たようで、信念と気合いが感じられ、明羽と小夏が推したいと思える主に成長中。
    彼女の打った博打は果たして兎閣の意図したとおりだったのか、はたまたそれ以上たっだったのか…

    明羽と李鴎の関係も二人らしいけど、白眉の気持ちもわかるかな…

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著者プロフィール

1983年兵庫県生まれ。2007年に第14回電撃小説大賞銀賞を受賞し、『under 異界ノスタルジア』でデビュー。真っ直ぐで透明感のある文章、高い構成力が魅力の注目作家。他の著作に、「花魁さんと書道ガール」シリーズ、『雪には雪のなりたい白さがある』『フルーツパーラーにはない果物』『今日も君は、約束の旅に出る』『わたしたち、何者にもなれなかった』などがある。

「2021年 『パンダより恋が苦手な私たち』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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