- Amazon.co.jp ・本 (368ページ)
- / ISBN・EAN: 9784575526622
作品紹介・あらすじ
謎の黒柴「マジック」は、どこかうまくいかなくて〝 人生曇り空〟の人々の前にひょっこり現れる。事故でオリンピックへの道を絶たれた男子陸上選手。会社の「おやじ病」体質に悩む家電メーカー技術職のアラフォー女性。得意なことがなく、すぐ人と比べてしまう小学五年生の女子。市民からのクレーム対応が頭痛の種の市役所職員。描きたいものがわからなくなったイラストレイター……みな、なりゆきでマジックの面倒を見ているうちにシンプルだけど大切なことを思い出す。そう、今そこにある幸せに気づかせてくれる迷犬、それがマジック!
感想・レビュー・書評
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迷犬マジックシリーズ第三段。
今回は、マジックは原屋敷さんの家を拠点にしつつ、時々放浪しては、モヤモヤを抱えた人たちを元気にし、新たな一歩を踏み出させていく。
オリンピック強化選手にまでなりながら、怪我で競技を諦めて腐りがちだった元選手、会社の体質、上層部の態度に納得がいかないアラサー女性の技術社員、両親の営む家業をなんとなく恥ずかしいと感じていた小学生、公園のオブジェについてのクレームに悩まされる市役所職員。
みんな、突然現れたマジックと関わるうちに、考え方がポジティブになり、新たな一歩を踏み出していく。
そして、私の犬を飼いたい気持ちは強まる一方。(笑)詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
都市伝説の実在版かな。
マジックに合えば幸せになれる。
そんな感じですね。
自分も犬を飼いたくなりました。 -
2023年6月双葉文庫刊。書き下ろし。シリーズ3作目。菜の花、ツツジ、アジサイ、コスモス、の4つの連作短編。今回のマジックは原屋敷さんのところから別な4人のところを訪れて問題を解決している。いや、解決するのは4人それぞれの自助努力。マジックは、人の繋がりと自助のきっかけを作ってるんだね。
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迷い犬マジック3作目。読んでいるとほっこりした気持ちにしてくれる。マジックが口をニュッとする場面が微笑ましい。
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迷犬マジックが出会った人たち、今回も周りの困りごとや混乱など「ボクはただのイヌなんだよ」の体で現れつつそして和ませ解決してゆくマジック。
2巻目に続いて、ましてまたもや短期間での人たちとの邂逅。
今回はより一層、地域の人達に根づき、アッこの登場人物はあのときの!という気付きに揺さぶられてゆく。
ありがとう、マジック!
今度突然現れてくれるときにはぜひ、私の街へ!
と、願わずにはいられない。 -
迷犬マジック第三弾!
黒柴風中型犬の放浪癖(⁈)のあるマジックは、
出会った人たちに幸せな魔法をかけてしまうという不思議な犬。
困り果てるようなヒール役も見当たらず、ほかほかスラスラと読了♪ -
マジックの代3段 満足できる内容でした。今回は原屋敷さんが飼い主一択という始まりで、居なくなるとかはなくて、原屋敷さんに送り届けて完結という定でした。4人がみんなマジックの出会いをキッカケに生き方に言及して行くのが面白い。マジックの世話する散歩してから明らかに変化する身体に〜わかりやすいと思う 日本代表の肩書きがどれだけだって、自分で決めないでやりたいから槍投げをやる と心境の変化が良いガンガン筋トレも良い 子供7人の出会いが1番かな、さりげなくエミのその後を挟む書き方も良いって事
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マジック、出会う人をポジティブな方向に導く迷い犬。もう三作目。とにかく町内周辺全てをつなぐ。これで終わりかな。
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今まで数々の奇跡を起こしてきた迷犬マジックさん(^^)今回は(仮)住まいができたせいか、近場で短期間集中型ですね!Σ(゚ω゚)でも、長期間から短期間へ変わったのはマジックさんがかなりの御高齢で「寄る年波にはかてんわい(〃´o`)=3」と体力の限界を感じているのかも…(´д`|||)と勝手に想像して心配してしまうわ~(._.)