大富豪同心(23)-影武者 八巻卯之吉 (双葉文庫)

著者 :
  • 双葉社
3.42
  • (4)
  • (2)
  • (11)
  • (2)
  • (0)
本棚登録 : 63
感想 : 9
本ページはアフィリエイトプログラムによる収益を得ています
  • Amazon.co.jp ・本 (336ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784575670011

作品紹介・あらすじ

長らくお待たせをいたしました! 2019年NHKでドラマ放送された大人気シリーズ、「大富豪同心」に待望の書き下ろし新刊登場! 今回の卯之吉は影武者として(本人に自覚はなし)大活躍!? 卯之吉とそっくりの御仁が屋敷から消えてしまったので白羽の矢が立ったのだが、なんとその御仁は先代将軍のご落胤で……。変わらぬ面白さをご堪能ください!

感想・レビュー・書評

並び替え
表示形式
表示件数
絞り込み
  • 甲府から呼び寄せた将軍の弟君が屋敷を出奔。本多出雲守は顔立ちがそっくりの卯之吉を身代わりに立てるが、相変わらず卯之吉は気ままに周囲を翻弄する。一方の若君は美鈴をお供に市中をうろついて‥
    マイペースな二人に振り回される周囲の人々のドタバタ、本多出雲守が卯之吉をおとなしくさせるために蘭学者を用意したりするのが楽しい。沢田さんはすっかり卯之吉の性格を把握してるし。
    村田さんが前作の後日談はまったくなく普通に仕事をしていたり、菊野さんのキャラや設定がかなり変わってたりするのは疑問だが、話は次巻に続くので楽しみ。

  • シリーズ第23弾。
    本当に、久々の新刊です。

    22巻で筆頭同心の村田さんが悪者の罠に嵌められた件の、続きの話があるのかと思っていたのですが、何事もなかったように、いつもの“南町の猟犬”としてご健在で、前回の件は触れられていませんでした。
    今回は将軍家の弟君・幸千代様が、卯之吉そっくりという事で、卯之吉が幸千代様の身代わりをさせられる事に。
    相変わらず、皆の勘違いと事情を知る卯之吉周辺の方々が苦労させられるという、安定のドタバタ展開です。
    ツッコミどころ満載なのですが、気楽に楽しんで読めるのがこのシリーズの魅力ですね。次巻以降も楽しみにしております。

  • 2019年にNHK BSプレミアムで放送された中村隼人主演の連ドラ、2年後の今年(2021年)にシーズン2が放送されたが、その原作の1巻目。想像だが、前の巻が2017年に出版されてから止まってたので、このシーズン2のために新たに書き下ろしたものでは?私はシーズン2も見たが、ほとんどこの原作を踏襲していた。ただ、ドラマより話の展開は早い。出版の様子から見て、3部作かなとも思うけど、取りあえずは次巻に続く

  • 替え玉って発想が面白いけど、続くのね。

  • 大富豪同心シリーズ、23作目。

    前作との間にテレビドラマ化があったからか、随分と久しぶりに読んだ印象。ドラマの方はチラと観た段階で自分のイメージと全く違ったのでそれ以上観ていませんが、原作のこちらは急に新章が始まった感じ。前作との繋がりがいまいち解らず。ドラマ化される中で何かあったのでしょうか、、、。

    相変わらず楽しく読めたものの、卯之吉にそっくりな御落胤は今後も登場するのかな。魅力的なキャラではあるものの、私としては卯之吉の活躍を読みたいんであって、貴方ではないのよ、という気分。前作から間が空いたから(?)か、たて続けに続刊が出ているので、とりあえずしばらく様子見て読むことにしよう。

  • 第23弾
    荒唐無稽な噺、将軍の弟と瓜二つの同心、適当動きが的を得て万々歳な結果にばん

  • シリーズ大好きでしたが、22巻以降止まっていて久々の新刊でしたが、作風が変わったと言うか、読んでいて違和感だらけでした。間にテレビドラマ化があったのが原因しているのか、小説というより台本読んでいる感じです。
    話は好きなのにかなり残念

全9件中 1 - 9件を表示

著者プロフィール

一九六八年、栃木県生まれ。武蔵野美術大学造形学部卒業。テレビ局嘱託職員を経た後、CM製作会社勤務。イラストレーターとして広告に挿絵などを描いていたが、一九九五年、フリーライターに転じ、実録物など、数多くの媒体で活躍。二〇〇八年「天下御免の信十郎」シリーズで、時代小説作家として文壇デビュー。人気を博す。

「2021年 『騎虎の将 太田道灌下』 で使われていた紹介文から引用しています。」

幡大介の作品

  • 話題の本に出会えて、蔵書管理を手軽にできる!ブクログのアプリ AppStoreからダウンロード GooglePlayで手に入れよう
ツイートする
×