おれは一万石(24)-若殿の名 (双葉文庫 ち 01-57)

著者 :
  • 双葉社
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  • Amazon.co.jp ・本 (272ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784575671506

作品紹介・あらすじ

藩邸に匿った男児は、とんでもない大物の子だった──!? 四代将軍家綱の法要の折に、二人組の侍に襲われていた身なりのいい武家の男児を助けた北町奉行所与力の山野辺から、男児を預かることになった正紀。身元を明かさぬうえに暗い影を宿し、自らの屋敷に帰りたがらぬ男児を温かく見守る正紀だが、男児の身元の判明とともに思わぬ政局に巻き込まれ──。大人気時代シリーズ第24弾!

感想・レビュー・書評

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  • 2023年3月双葉文庫刊。書き下ろし。シリーズ24作目。「若殿の名」という題名では、どういう話なのか想像できなかったのですが、なるほどその通りの内容でした。今回は番外編というかシリーズから外れるような展開でしたが、正紀をはじめとするいつもの面々がそれぞれに迷い込んだ若殿の心配や面倒見をするのが楽しく面白い。

  • 今篇はお家騒動がらみ。幕閣の勢力争いに巻き込まれる井上正紀といったところ。まあ直接藩の存亡にかかわる騒動ではない(間接的にはあるが)ので緊迫感はそれほどではない。

  • 一万石の殿様は、普通の家族のように過ごせるのかなぁ。

  • 今回もたった1万石の大名である正紀の奮闘ぶり。
    将軍家綱の法事に多数の大名や旗本が繰り出し、慌ただしい寺先で、一人の7歳の子供が二人の侍に斬りかかられた。

    警護のため出張っていた北町奉行所、山野辺蔵之助が助ける。しかし本人が名乗りをせず、どこの誰かがわからなかった。

    しかし服装や物腰が貴人の子供に見える。

    道場仲間の、正紀に預けることに。

    そこから、幕府政権内部を揺るがす事件がはじまる。


    読み応えがあるこのシリーズ!次回も期待!

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著者プロフィール

1951年、東京生まれ。國學院大学文学部卒業。90年、『夜の道行』で第12回小説推理新人賞を受賞し、選考委員から“第二の藤沢周平”と賞賛される。以後、時代小説を中心に活躍中。「入り婿侍」シリーズは、評論家の縄田一男氏から「著者の新たな頂点」と絶賛を受けた近年の代表作。他の主なシリーズに「おれは一万石」「出世侍」など。

「2023年 『新・入り婿侍商い帖 お波津の婿(三)』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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