言葉につける薬 (双葉文庫 く 6-7)

著者 :
  • 双葉社
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感想 : 4
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  • Amazon.co.jp ・本 (219ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784575711103

感想・レビュー・書評

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  • 古い本だ。ずいぶん前に読んでいたが、もう一度読んだのでレビューを書こう。

    内容が古くなってしまっているところがあるのは残念だが、今読んでもなお面白い。
    軽い読み物ではあるが、覚えておいて損のないことが書かれていると思う。まぁ、悪く言えば「豆知識」なのだけれども、雑誌の連載をもとにした本だし、「文章読本」のようなものを目指して書かれたのでもないわけだろうから、これでよいのだと思う。むしろ、それぞれの項目でほとんどはずれがないということの方を評価すべきだろう。

    「斜に構える」って、どういう意味だかご存知ですか・・・? 「姑息な」という言葉の一般的に思われている意味が間違いだというのは知っていたが、「斜に構える」はこの本を読むまで知りませんでした。

    ぜひ読んでみていただきたい・・・と言いたいところだが、古い本だから入手困難でしょうな・・・。

  • 「正しい日本語」シリーズの第1弾。

    世に氾濫するさまざまな言葉の誤用をあげつらい、正しい言葉の用法を分かりやすく解説したコラム集です。

    高島俊男の「お言葉ですが…」シリーズ(文春文庫)と並ぶ名エッセイです。本当に勉強になります。

  • ワシントン少年がいくら立派だといっても、初めから桜の樹を切っていなければ、もっと立派だったはずである。

  • 言葉使いにまつわるエッセイ集。どれも4ページ程度にまとまっててサラッと読める。
    個人的にはこういう軽いエッセイの方が、著者のセンスの良さが際立って好きだな。


    200円。

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著者プロフィール

評論家。1946年生まれ。愛知県出身。早稲田大学法学部卒業。評論の対象は、社会、文化、言葉、マンガなど。日本マンガ学会発足時から十四年間理事を務めた(そのうち会長を四期)。東京理科大学、愛知県立大学などで非常勤講師を務めた。著作に『封建主義 その論理と情熱』『読書家の新技術』『大衆食堂の人々』『現代マンガの全体像』『マンガ狂につける薬』『危険な思想家』『犬儒派だもの』『現代人の論語』『吉本隆明という共同幻想』『つぎはぎ仏教入門』『真実の名古屋論』『日本衆愚社会』ほか他数。

「2021年 『死と向き合う言葉』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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