1989年のテレビっ子 たけし、さんま、タモリ、加トケン、紳助、とんねるず、ウンナン、ダウンタウン、その他多くの芸人とテレビマン、そして11歳の僕の青春記 (双葉文庫 と 24-01)

  • 双葉社
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  • Amazon.co.jp ・本 (464ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784575714937

作品紹介・あらすじ

『オレたちひょうきん族』が終わり『ガキの使いやあらへんで!!』が始まり、『ザ・ベストテン』が『みなさんのおかげです』に追い落とされた年。そんな"平成バラエティ番組"の礎が築かれた、1989年。ダウンタウンらお笑い第三世代ほか、多くの芸人とテレビマンのそれぞれの青春時代を膨大な資料から活写した、彼らと僕とあなたの群像劇。

感想・レビュー・書評

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  • テレビというメディアの定着と技術革新に支えられ、社会の転換とともに、若手世代の反抗、革新のうねりが80年代からのお笑いブームを生み出し、お笑いの地位向上につながっていったという流れがあることを知る。ただ、面白いと提供されるだけでなく、それを生み出すことは、技術や社会条件などの中で行う革命であり、それが歴史ともなっていくということを感じる。

  • 読み物として素晴らしいです。⭐︎5でも良いかなって思えるくらいの一気読みでした。でもそれは丁度作者と同世代だったからですね。青春時代なので思い出も強い。
    たまには息抜きでこういったジャンルも良いもんで、最終章ではグッと来るものがありました。
    ブラウン管の向こう側もこちら側も、皆、情熱にあふれていた素敵な時代だったと懐かしく思いました。

  • 80〜90年代のバラエティ番組のことは、昔からずいぶんと興味を持って情報を集めていました。なので、この本を知った時は「いまさら」という感じもしたのですが、読みはじめると思いのほか、夢中になって読んでしまいました。
    知らなかった話も結構、書いてありましたし、何よりも、あの時代のテレビが光り輝いた存在だったことがよくわかります。

  • テレビっ子見るべし…

  • 文庫王国から。今、ほぼ完全にテレビ断ちしてるから、発売当時、本作にも特に興味は覚えなかったのかも。でも1989年となると、今より断然テレビ好きだった時代だし、登場する面々にも、多かれ少なかれ笑わせてもらったクチだから、純粋に本作もかなり楽しめたのでした。裏事情も含めた追体験、って感じ。みたいな、ゲロゲロ。

  • テレビに出る人、作る人、観る人。誰にとってもテレビが青春だった「1989」年を巡る群像劇。この年、すべてが始まった…。
    昭和から平成へ、新たな時代が到来するとともに、テレビバラエティの世界も世代交代や新たなジャンルの礎が築かれた。そういえばと思い出す事や、そうだったのかと気付かされる事、約30年前の問題の答え合わせをしてるかのような気持ち良い時間を過ごすことができた。

  • 読了!

    私が、さんまさんや紳助竜介さんたちを知ったのが、ヤングおー!おー!でした。

    リアルタイムで見てきた80年代のマンザイブームやひょうきん族などを裏側から見直して、答え合わせしてもらってるような感覚です。

    現在大御所と言われる方々の、当時の関係性や、売れるための戦略、さらに莫大なお金を手にして戸惑う姿とか、従来チラッと聞いたことのあるような話もありますが、詳細に生々しく語られており、疑似体験しているような気分にもなります。

    また、タレントさんだけではなく、テレビ番組の制作者さんや、芸能事務所の方々の思惑なども詳しく書かれています。

    70年代、80年代と進んで、その後、ダウンタウン、ウッチャンナンチャンの時代、そしてナインティナイン、吉本天然素材と続きます。

    知ってることもありましたが、へぇ~!みたいなお話もたくさんでした。

    全体的には、どうしても吉本興業が中心になりますが、他の事務所の方々も登場します。

    私は1969年生まれなのですが、同世代で少なからず、お笑い好きな人たちにとって、かなり懐かしくて心が躍る、「あゝ懐かしいなぁ、あの頃が!」ってなるんじゃないかな。

    ある意味、昭和後半からの、お笑い歴史書的な位置づけかもね。
    いやホント、これは助かる(?)逸書ですよ。
    是非是非!

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