モリのアサガオ―新人刑務官と或る死刑囚の物語 (1) (ACTION COMICS)

著者 :
  • 双葉社
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  • Amazon.co.jp ・マンガ (220ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784575830408

感想・レビュー・書評

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  • ある日、入所してきた一人の死刑囚は、自分の憧れた人であった。

    刑の執行を待つ日々の中でその人を知っていくうちに、
    その人の全てを理解し、支えていくうちに、
    自分にとってかけがえのない人になったとしたら。

    その人を、自分の手で刑に処さないといけないとしたら。


    この物語は、主人公の新人刑務官が死刑囚と対話していく中で、
    起こるそれぞれの人間模様、葛藤、慟哭などを通じて成長し、
    また、「人間」同士の行いとして、死刑が及ぼす力の大きさを描いている。

    死刑制度というテーマとしてだけでなく、
    あなたがこの世でたくさんの人に関わって生きているのなら、
    読むべき本だと僕は思う。

  • 文化庁メディア芸術祭大賞受賞作品。
    裁判員制度が始まった今だから読んでみる価値大あり。

  • 「知っている」と「知らない」の間-『モリノアサガオ』http://d.hatena.ne.jp/kojitya/20090203/1233637422

  • めちゃくちゃ面白い

    死刑をテーマにした漫画なので
    「面白い」とは、語弊があるかもしれないけど。



  • 繊細な主人公を通して死刑制度を考えるこの話は深いです。

  • 直木賞作家の三浦しおんさんも号泣した死刑囚と新人刑務官を題材にした漫画。

    冒頭から泣かしてくれる。

    昨今、凶悪事件が多発し死刑を推す意見も多発しており、被害者本人、その遺族のために、私自身も死刑確定囚に対する刑の執行を急ぐべきと考えていたが、これを読んで考えが変わった。

    私個人としては「死刑制度」というものは絶対に必要と考えているものの、

    いくら死刑囚とはいえ、一人の人間を殺すことには変わらない死刑執行に対して簡単にものは言えないなと思う今日この頃。

  • うえのさんのゴリ押し漫画です☆

  • なかなか良い漫画でした。暗くて。

  • 運命の二人、唯一無二の存在の物語。

  • 死刑制度をテーマにした非常に骨太な漫画。
    死刑に対する考え方、要は廃止か存置かという事だけれども、
    作者自身がその狭間を行ったり来たりしながら
    煩悶しているのが表れていて、
    だから読む側も一方的になることなく考えさせられる。
    ただ終盤における主人公の偏愛はちょっと気持ち悪かった。

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