- Amazon.co.jp ・本 (239ページ)
- / ISBN・EAN: 9784576031521
作品紹介・あらすじ
俺も昔は脛っかじり、最初から成功者なんていないんだ。働く意味がわかる。人生の目標が見えてくる。世界が注目する町工場の親父が贈る、目からうろこの処世術。
感想・レビュー・書評
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昔ながらの職人気質の仕事哲学。
しかしあらゆるものがマニュアル化された今ではこんな昔気質の仕事ぶりが求められるのかもしれない。
仕事も私生活も破天荒な著者の話は非常に面白かったです。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
「リチウムイオン電池ケース」から「痛くない注射針」まで様々な物が従業員6人の小さな町工場が作ったて事で驚きました。
僕は日本人では無いが、日本人の職人精神は身に付けたいと思いした。 -
おもしろいねー 日本の製造業がんばれ 職人さんがんばれ
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リチウムイオン電池のケース、
痛くない注射針
など不可能と言われた物を作ってきた
岡野工業の有名な社長さん。
情熱大陸にも出演したことがある。
話口調で書かれた読みやすい一冊。
P117 「ついた餅より心持」
ご馳走してもらった餅よりも、
それをご馳走してくれた相手の心意気のありがたさを大事にすること。
p137 「とにかく褒めること」
人間、年を取れば自然と友達は減ってしまう。
p179 「あたしが大企業の開発部長だったら、
やる気のあるやつを捕まえて、俺が責任を取るから、
お前、これをやってみろ。できなくてもいいから」
と言うね。そうしたら、ちゃんとできるに違いない。
p205 「理論的には、実現可能でも具体的なモノをつくれなければ
無意味なこと」
まさに、今の上司に言ってやりたいことば。
口ばかりでは、なにもできない。
メーカは、物を作ってなんぼじゃ!
普段、サラリーマンとして働く私には、
新鮮な一冊であった。
後書きにも書かれているが、特別なことは書かれていない。
当たり前だが、普段の仕事で忘れている、思い出すことのない
「職人」として仕事へ望む姿勢が新鮮であった。
2006/2/13