楢崎先生とまんじ君 (二見シャレード文庫 ふ 3-14)

著者 :
  • 二見書房
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感想 : 20
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  • Amazon.co.jp ・本 (217ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784576090887

感想・レビュー・書評

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  • 「いばきょー」スピンオフ。あの二人をすごくフォローしていた、大型年下わんこな、まさかの真坂くんと、ツンデレ「元」クールビューティーな楢崎先生の、年の差愛。
    ざっくり前作で語られていた二人の出会いとなれそめを、今回詳しく知ることができました。
    まんじの生い立ちもわかって、何だか胸が痛くなったり。
    まんじはとても頑張り屋さんじゃないですか。高校生でお母さんを亡くして以来、ずっと一人で暮らしてひたすら働いて、いつも笑顔で…
    そのせいで、低血糖で楢崎先生のいる病院に運ばれてしまったんですけどね。神様は、まじめに頑張るまんじを見捨てませんでしたね~
    そこには、ハートを打ち抜く出逢いが待っていたのだから。
    ずっと、胸にためていた悲しみをその胸で受け止めてくれた楢崎先生。それだけじゃなく、身体でも受け止めていてwさすが男前と思ってしまいました。
    お母さんとの最期の思い出は、ちょっとうるっときてしまいました…お母さんの気持ちも切ないし、その思い出を封印して今までがむしゃらに生きてきたまんじがやっと号泣する場面、胸が痛くなりました。

    それなのに。
    1年もの間、楢崎から放置プレイされても、ひたすら玄関の前でご主人様の帰りを待ちわびていたまんじ…
    南極物語のタロ・ジロと重なって、不憫で不憫で…!というか、一途でかわいいです。かわいくて、ほだされる方の待ち伏せwこれには、さすがの楢崎もやられてしまったんでしょうね。
    亭主関白と押しかけ女房。とっても似合いの二人だと思います。
    この二人の関係には、なぜか萌えてしまいます。どこがツボなのかな…?
    オトコのかわいげがてんこ盛りで、いろいろなギャップが発見できるからなのかも。

    いばきょーと、メス花の2cpも登場して、イチャコラ見せつけてくれて楽しい展開になっています。続きも早く読みたいと思わせる話。

  • 再読。
    もう去年から元になっている日記のブログが止まったままなので、
    そのブログをずっとさかのぼって読んでいるうちに
    先生とまんじ君の出会いの頃をもう一度確かめたくて再読したのですが、
    いろいろ忘れているところもあって新鮮に読みました。
    何度読んでもおもしろいです。

  • まんちーの馴れ初め編。
    もう幸せになっていることが分かっている上で
    単に惚気話を聞き続けているような本。

    まんじ視点も楢崎先生視点もあって、
    ニヤニヤ楽しめました。
    まんじが一方的に尽くしているようでいて、
    楢崎先生も優しいんですよね~。
    これは正しいワンコ攻め×ツンデレ受けであり、
    年下攻め×年上受けだと思います。
    いいところが完全に生かされてるな~。

    エロは楢崎先生も意外と積極的なのがいいですね。

    草間さかえ先生の挿絵はこれ以上ないくらいぴったりです。
    このままコミカライズされてもおかしくない。

  • 再読。まんちーの馴れ初め編♪ 前半にまんじ視点、後半に楢崎先生視点で2人の馴れ初めを語るストーリー。一途な大型ヘタレワンコのまんじがホントにカワイイ!! 大きなシッポをブンブン振って大好き大好き攻撃されちゃったらもうダメだよね… 素直で健気でちょっとおバカなワンコまんじとは逆な、ツンツン素直じゃない楢崎先生も何だかんだ言ってまんじの事好きだよね~な感じも良いです♪ 読んでいて明るく元気な気持ちになれます!!

  • まんじ君のわんこっぷりが可愛い!楢崎先生とのツンツンやほだされてるけどまだ邪険にしてる所が2でデレてくれることを祈ります。
    ☆3.4

  • ストーカーとワンコは紙一重wwww 愛があるからいいのです! 
    や~癒された。

  • 作家さんの別の作品のキャラクターがわんさか出てくるにも関わらず、他の作品読んでなくてキャラ同士の関係性が分かりにくかったのが…
    他の作品も読んでいる人はにやにやしながら読むんだろうな…

    そんなこと言いながらも、わんこくんが純粋で作品自体は美味しかったo(^ω^)o

    これを機に他の作品も読みたいと思ってしまったので、作者にしてやられた感o(^-^)o

  • 『茨木さんと京橋君』のスピンオフ。

    攻め:間坂万次郎
    受け:楢崎千里


    同棲して4年になる楢崎先生とまんじ君の出会いと同棲に至るまでを前半は『いばきょー』の二人を相手にまんじ君視線で、後半を『メス花』の二人を相手に楢崎先生視線で書かれている。

    メス花のCDで声をあてていたのが千葉進歩さんだったので、千葉さんの声で脳内変換しながら読みました。
    メス花では合コンキングのクールビューティーが、いばきょーでは後輩の恋愛をそれとなく応援する面倒見のいい先輩になっていて、間坂君と同棲していたので、どういう経緯だったのかな?と思っていたけど、基本的に冷たくない楢崎がまんじ君の情にほだされたんだね。

    第三者に語る、という書き方だからエチシーンはそんなにエロくないです。

    生姜焼きを小麦粉でまぶして焼くレシピが美味しそうでした。

  • まんじも楢崎先生も可愛い!個人的に、語尾に「もん」って付ける男キャラは苦手なのですが、何故だか、まんじは全然気にならなかった。おんおん泣いてるのも可愛いしw尽くす大型ワンコってのもツボです♪楢崎先生はツンデレですよね。結構酷いことを平気でしてるんだけど知らず知らず絆されてるとか(笑)攻視点、受視点でそれぞれが友達カプになれそめを語っているという構成も面白かったです。このお話の前にシリーズが2つもあるんですね。知らなかった。そっちも買わなくちゃ!でも、まずは2巻を読みます。

  • まんじ君×楢崎先生ですよねぇ。

    回想仕立てで二人のちゃんとした馴れ初め編。

    優しくて厳しい楢崎先生。ツンデレもいい具合。
    愛されてる実感がないまんじ君がちょっと可哀想。デレてるところ、他の人には見せてるのに。
    まんじ君の、決して楽ではない人生でも常に明るいとこがいい。

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著者プロフィール

作家。監察医。講談社ホワイトハート「人買奇談」にてデビュー。代表作は「鬼籍通覧」シリーズ、「奇談」シリーズ(講談社)、「最後の晩ごはん」(KADOKAWA)、「時をかける眼鏡」(集英社)など多数。

「2023年 『妖魔と下僕の契約条件 5』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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