- Amazon.co.jp ・本 (271ページ)
- / ISBN・EAN: 9784576110660
感想・レビュー・書評
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青春??青春小説なのか、これゎ。
ピュアでちょっとしたことでドキドキしちゃったり悩んじゃったりする青さみたいなものが1冊。
これを楽しむには私は年をとりすぎたみたいだ。 近づくまでのストーリーも大事だけど、その先のストーリーも読みたかったなぁ。と。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
高二の夏休みに圭一郎は「付き合って」と同級生の遠野に告白されます。
真面目でカタブツ優等生の圭一郎にとって、派手でモテる遠野からの唐突な告白は、自分を騙してからかってるとしか思えません。
学園モノ。からかってバカにしているのかと思われた遠野は意外にも本気で、気圧された圭一郎は渋々夏休み限定でのお付き合いを許してしまいます。
オクテで、誰ともかかわることが苦手な圭一郎にとって、同性と付き合うなどとはハードルが高すぎで、最初はとってもぎこちないし、素っ気ないしでどうなることやらと気を揉みました。
嬉しい事も素直に顔に出すことができず、遠野に邪険な態度しかとることができない圭一郎。
そんな圭一郎に撃沈するかと思ったら、どんな酷い扱いされてもめげることなく、むしろ楽しそうに距離をつめていく遠野。まるで大型わんこのようで、話し方も甘える感じでかわいくて、思った以上にいいキャラでした。
遠野って、無自覚にゲイだったのかもしれないですよね。
圭一郎は最初遠野の気持ちに応えられず、戸惑って冷たい態度をとったりするんですが、一緒に過ごす時間が増えるに従い遠野のことをだんだん好きになっていきます。
その心情が細やかに描かれていて、思わず先が気になってしまいました。
特にドラマチックな展開があるわけじゃなくて、日々の中チクチクしたりドキドキしたりする気持ちだけでストーリーが進んでいくんですが、不思議と退屈させられません。
しかも、Hシーンとか、エロとか無いんです。なのに飽きさせないとは、センセはまさに素晴らしいストーリーテラーです!
このストーリーはそんなエロなしでも、充分楽しめる筋立てなんですよね。
「秋にもつづく」は、攻サイドからのハナシ。いわば、ノロケ三昧というヤツです。お幸せに~と言いたいところですが、やはり恋は人を成長させるのでした。
あれだけ能天気でおめでたい遠野が、圭一郎のためにいろいろ悩んだり、己を反省したりしています。
こちらもすごく微笑ましく楽しい話です。 -
朔の喋り方がかわいくて萌えた///(攻めだけど)
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久々に爽やか高校生モノ読んだら癒された~。
泣きたいとか心苦しくなりたいなぁと思ってヘビィな設定を選びがちだったので、背景に悲惨な過去とかがなくて良いw
下手すれば薄い内容になりそうなのに、心情とか丁寧に書かれていて
飽きさせないところが作家さんの上手さなのかな。
後半の朔視点では、そんだけ圭一郎の事好きなんだってくらいデレデレで和んだwH重視では読んでないけど、さすがにキスまでだと物足りない事に気付きました。 -
Hなし。
キスまでの物語だったけど、物足りなさも感じずに一気読みしてしまった。 -
よかった。挿絵の鈴倉さんの絵もキャラにピッタリだったし、美形達で想像するのが楽しかった。
朔はかっこ良いのにすっごい可愛くて、後編?の朔視点のも可愛くてその嫉妬と葛藤が胸がきゅんとした。圭一郎も負けず劣らず中身が男前で人目を気にしてるけど、それは朔のためでもあるのが良くわかる。愛だなぁって思った。
続編あれば読んでみたい小説。 -
今時珍しい、一切エロがなくてびっくり(笑)爽やかな青春ピュア物語でした。朔がとにかくチャラくて、本当に圭一郎のことが好きなのかなーと半信半疑だったけど、読み進めていく内に、ただチャラいだけじゃないところや、ちゃんと本気で圭一郎が好きで大切に想ってるっていうことがわかって見直した!圭一郎が段々朔に惹かれていく過程も丁寧に描かれてました。二人の関係について、すごく真面目に考え悩んで泣いてた圭一郎が可愛かったです。
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可愛いです!きゅんきゅんだしノリもいいので楽しく読めるけれど、心の描写はすごく丁寧に書かれていて、とても良かったです。今はキスだけの関係だけれど、たぶんあえてキス止まりにしたんだろうな~っていう神江さん気持ち?に共感持てました。今のこの二人がHしてしまったら、せっかく丁寧に書かれている心情が色あせて?といったら大げさですが、勿体無い感じがします。ゆっくりゆっくりと進んで行って欲しいです
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丁寧に書かれていて、おもしろかった。
視点が頻繁に変わるのは好きではないのだけど、番外編で逆視点になるのはとても好き。相手の気持ちがよくわかるので、いいよね~。にやにやしながら読んだ。