手をのばせばそこに (二見書房 シャレード文庫)

著者 :
  • 二見書房
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本棚登録 : 40
感想 : 6
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  • Amazon.co.jp ・本 (248ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784576121260

作品紹介・あらすじ

昼は駄菓子店の店番、夜は男娼として暮らす冬。それは他人と関わらず生きるため、糧を得るためだけに選んだ生き方。そんな冬の隣家に熊のような大男・神崎が引っ越してくる。昼間から店に入り浸る職業不明の男はしかし、人好きする性格でたちまち小さな町の人気者に。冬が作る心の壁もなんなく乗り越えてくる神崎。しかし冬が売りをしていると知るや、自分が冬を買うと言い出す。同性経験はないはずの神崎だが、売りの客にはない思いやりと激しさに冬の気持ちは揺れて-。

感想・レビュー・書評

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  • 金ひかるさん買いでした。おにぎり食べてる絵がね可愛くて★一つプラスですよ。
    親のことを全く知ろうとしないなど、ちょっとありえないかな、というところもありましたが売春、893が出てくる割にお話はソフトです。

  • 金さんのイラスト目当てにジャケ買いして大正解。
    早瀬さんの作品を読むのは、これは初めて。

    甘いもの好きのメロン熊、のようで面倒見がいい優しい攻と、
    しゃべりたいことはいっぱいあるのに、思っただけで言葉に出す前に
    飲み込んじゃう表面上は無口で、生き方不器用な受のロマンス。
    攻は何者なのか、そしてなぜこんなに受に対して親身になるのか、
    ちょっと謎めいた物語でもある。

    でも私は前半部分の、みんなのたまり場になってる駄菓子屋の
    のったりした日常の描写がすごく好きだった。
    主人公の生い立ちや、売春していることがのちのちそう絡んでくるとは。
    後半、のんびりして居心地がいい日常との落差が激しかったこと、
    それに受の出生の秘密や母親に捨てられたという心の傷を持つ受に対し
    「実は……」説明されるんだけど、若干説明を急ぎすぎた感じで
    なんだか納得がいかない感じ。
    でも、めでたしめでたしだからいいのかー。

    とにかくメロン熊と評される攻がよかったー。体格差バンザイ!
    金ひかるさんのp.35とp.81(おにぎり!)とp.121のイラストが好き!
    やたら食事シーンがあるので、読んでるとお腹がすく本だった。
    焼きこあじを買いに走りそう(笑)。



    シャレードのフェア小冊子を読んだけど……。
    お母さんはどうしたんだ?続編があるの?

  • 話に入り込む前に終わっちゃったなあ……。

  • 謎めいた大男神崎大吾×駄菓子屋村井冬
    大吾がなぜ近づいて来たのかがちょっとミステリアス(?)なんだけど、冬への好意があからさまなので、安心して読めました。
    猫のははちょに話しかける冬がカワイイ。

  • なんだろう、この「あともう少し」感。

    熊のようにガタイはでかくても甘いもの好きで優しい攻と、無口なのに実は言いたいことがいっぱいの不器用な受。
    猫さんたちも相まって、私の萌えツボを押されまくられているというのに、あと少し足りないと思ってしまうんです。

    冬のこれからのことが気になってしまうからでしょうか。両親とのことや祖母とのこと、神崎とのことがまだ中途半端だからなあ。続編読みたい。。。

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