- Amazon.co.jp ・本 (248ページ)
- / ISBN・EAN: 9784576130873
感想・レビュー・書評
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もっと剣持さんが椿さんに惹かれた成り行き詳しく知りたかったなぁ。
いてもたってもいられない心情は嫌ってほど伝わってきましたけどね(笑)詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
タイトルがいい。うまいなぁ。ということで、設定も面白かったし、楽しく読みました。攻めモノローグに格好良さがなさすぎるのが、読み返しにくいところかしらん?全体としては普通。
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893モノで、いかにも松雪センセらしい味付けのラブコメでした。
さすがにツカミはいいですね。のっけから思わず引きこまれます。
インテリ893×任侠893。二人とも同じ系列の若き組長です。ライバル視する二つの組が結核に集団感染して隔離されてしまい、しかも組長同士が相部屋に…というところから、なぜかとてつもなくエロい方向へ!
ぶっとびなんだけど、エロへの持っていき方がが面白くて、笑いつつも同調してしまいそうなほど自然な流れになっているんですよね。上手いです。
椿が超天然893で憎めません。昔気質で気のいい893なんですが、剣持がいつも自分のことを睨んでいて、ケンカを売られていると思い込んでいる、ちょっとお子ちゃまなところがかわいい男です。
対する剣持も、スカした男かと思いきや意外にも純情で、そのギャップがなかなかです。
松雪センセの作品は、どうしてどれも笑えるラブコメなのに心惹かれるのかと考えたら、攻にありました。攻が受のことを一途にものすごく思いつめているんです。また、読み手にはかなりはっきりその恋心が伝わってくるのに、まったく気付いていない鈍な受っていうのがいいんです。笑えるんだけど、キュンとさせられてツボなんですよね…
そして、そんな抜けた受相手でも絶対にブレない攻っていうのは、とても応援したくなります。
剣持がどうにもならなくなって、「俺が奉仕」という手に出たのにはツッコミ満載だったけど、椿への気持ちがダダ漏れでキュンキュンさせられました。あちこちで椿に対する想いがわかっちゃいます。けっこう、クールに見せていっぱいいっぱいなのが爆笑でした。
なのに、椿ったらまったく気付いていないんですよね…剣持が不憫でしたwww
椿の勘違いのものすごさとか、超天然っぷりが遺憾なく発揮されていて面白かったです。
エロ的にも相変わらず描写が上手くて萌えました。受がツボ。任侠道まっしぐらゆえのスキをつかれた椿です。だんだん慣れてきてしまうところなんか、エロすぎでした。
ペーパーの番外編に気になるものが。
健二視点で、その後の組長、椿の様子が描かれているんですが。
健二がマジでした…お笑いとか、胸キュンとかじゃなく、熱い気持ちがこめられていました。
これは、またスピンオフとかの予感です。出たら読む。 -
奉仕を「させろ」と脅してくるのは珍しい。
大きな事件は無いけれど、クスクス笑えてどのキャラも可愛いので★は甘めです。
この後、剣持はどうやって椿のもとへ通うのか心配しちゃいます。 -
★3・3
これまでの松雪さん作品に比べたらそんなにインパクトなかったな~。ヤクザって付いてるだけで中身は普通の恋愛もの(笑)特に盛り上がるってわけでもなく、そのまま終わってしまった感じ。初っ端の剣持さんの押しに椿が引きずられて落ちたみたいな^^;同室になって悶々してる剣持さんはおかしかったけど(笑)脇のキャラをもっと活かしたら良かったのに。