視線はエモーショナル (二見文庫 ザ・ミステリ・コレクション(ロマンス・コレクション))
- 二見書房 (2014年9月22日発売)
- Amazon.co.jp ・本 (516ページ)
- / ISBN・EAN: 9784576141237
作品紹介・あらすじ
"氷の乙女"と呼ばれるジェネヴィーヴも、ついに伯爵家同等の名家に嫁ぐこととなった。婚約者に熱烈に恋しているわけではないけれど、平穏な幸せが待っているはず。だがある夜、身に覚えのないスキャンダルに巻き込まれ、婚約は一瞬にして破棄されてしまう。もう私を娶ってくれる男性は現れない。嘆き悲しむ彼女に、その場で結婚を申し込んだのは兄の友人で幼なじみのマイルズだった。二人は急いで式を挙げ、ハネムーンへと旅立つが、夜を重ねるうちに彼女は徐々にマイルズを愛するようになり…。
感想・レビュー・書評
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このシリーズはどれも好き。不器用なヒロインが好きだな。
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聖ドゥワインウェン・シリーズ3作目。氷の乙女と呼ばれる伯爵令嬢ジェネヴィーヴはあるスキャンダルに巻き込まれたことから幼なじみのマイルズと結婚することになる。徐々に彼を愛し始めるのだが、二人とも自分の気持ちを素直に出せないためにちょっとしたことからすれ違っていってしまう。自尊心が強いくせに内気で人と打ち解けられないために、自分は女らしくないとの劣等感も強いヒロインが、ラストではついに自分を解放してノリに乗って悪役をやり込めるシーンは痛快。優しさを表せず不器用で関西弁で言う気にしいのヒロインが友人達やヒーローの家族の助けで成長する物語でもある。2014.10
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おまけで☆4
尊大な貴族のようでいて実は自分に自信がないヒロインが
ヒーローの気持ちを誤解して意固地になって擦れ違うのは
もどかしいけど、それがロマンス小説。
いじましさも感じられるし。
でも、時代に合わせてなのかな、ホットシーンが多くて前半だれる。