イット・エンズ・ウィズ・アス ふたりで終わらせる (ザ・ミステリ・コレクション)

  • 二見書房
4.02
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本棚登録 : 506
感想 : 23
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  • Amazon.co.jp ・本 (450ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784576230344

作品紹介・あらすじ

DVをテーマに「ほんとうの愛とは何か」という問いに鋭く切り込んだ、2022年度アメリカで最も売れた作家の代表作

感想・レビュー・書評

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  • ブレイク・ライブリー主演で映画化も決定! 2022年全米で最も売れた恋愛小説『イット・エンズ・ウィズ・アス』全国書店で販売開始 - WEEKEND CINEMA
    https://weekend-cinema.com/46475/

    全米累計販売部数400万部越え!の恋愛小説「IT ENDS WITH US」の新装改訂版、3/22日本全国書店で販売開始!!|株式会社二見書房のプレスリリース
    https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000078.000083062.html

    全米No.1恋愛小説家コリーン・フーヴァー特設サイト|二見書房
    https://www.futami.co.jp/lp/2023/colleenhoover/

    Colleen Hoover
    https://www.colleenhoover.com/

    イット・エンズ・ウィズ・アス ふたりで終わらせる|二見書房
    https://www.futami.co.jp/book/index.php?isbn=9784576230344

  • 読了

  • 私に負の連鎖を断ち切る勇気を与えてくれた本。
    寛大であることは基本的に良いことだ。しかし赦してはいけない瞬間が存在することを本書は教えてくれる。
    苦しみ続けるよりも苦しみを断つ方が難しい場合が確かにある。それでもやっぱり断ち切らなければ被害は連鎖していってしまう。だからどんなに大切で特別でも断ち切らなければ。

  • DVの話なので重い話なのかと身構えてしまったけど惹き込まれてあっという間に読めてしまった。第三者である自分には分からない当事者の気持ちや当事者である母の言葉が響く。力強い女性の物語だった。
    続編も読もうと思う。

  • Booktokでよく見たので買ってみた。
    Smutだった (その後気付いたけどTikTokで流行ってる本は基本smut)
    まあ確かにDVは良くない。でもscrubに身を包んでる頭のいい男はセクシーだよね。

  • やっぱり負の連鎖は親から子へ続いていくんだなと感じた。
    不幸になるとわかっている、もしくは気がつくのにそこから抜けようとしないのは渦中にいるからかな。そのあたりがリアル。
    主人公の事は恋愛脳で嫌い。でも、生育歴のせいかな。主人公で連鎖が止まればいいと思う。

  • 普段恋愛小説はまったくと言っていいほど読まないが、表紙のデザインに思わずひかれて購入。
    べたな感じで終わるかと思ったが、主人公と恋人がそれぞれ抱える悲しい事実があり、思わず引き込まれた。
    普段ミステリばっか読んでいるため新鮮だったので、たまにはこういうまったく別のジャンルの本を読んでみても良いかも。

  • 一般的な恋愛小説かと思いきや、DVを繊細に扱ったリアルな恋愛小説だった。

    主人公リリーは、聡明で明るい女性。そんな彼女は自分の父の葬儀のあと、脳神経外科医のライルと出会い恋に落ちる。2人は順調に愛を育むが、ちょっとしたことが原因でライルがリリーを殴り、お互いのトラウマを引き起こすことになる。それはリリーの父がDV男であったこと、ライルは自分の兄を誤って銃で殺してしまったことだった…
    そんなあるとき、とあるレストランでリリーたちはアトラスに再会する。アトラスは昔ホームレスのときに、リリーに助けられて恋に落ちた過去があった。アトラスはリリーの傷ついている姿を見て見ぬふりができず何とか支えようと努めるが、ライルが彼に嫉妬心を抱きリリーに近づけないようにする。
    しかしリリーはライルに3回目の暴力を受けられたときに、ライルの元を離れアトラスに助けを呼ぶ。そこで連れていかれた病院でリリーの妊娠が発覚し、リリーは途方に暮れる。
    リリーはその悩みを周りに打ち明け、出産を機に離婚することを決意した。そしてリリーは、我が子エマとライルの面会に向かう途中で遭遇したアトラスを追っかけて、最後2人は気持ちを確認して抱き合ってラストを迎えた!!

    本作を通して、DVの本質を知れた気がした。
    DVを受けたら別れたらいいと思っていたけれど、そんな簡単な問題じゃなくて、リリーみたいに自分のこと身近な人のことをしっかり考えて、考えて答えが出るようなセンシティブな内容だと強く思った。
    あとは周りに助けを呼ぶ強さを持つこと、抱え込まないこと。絶対に助けてくれる人はいるから、諦めないで頼ることは大切だと思う!!

    リリーに出会えて良かった。
    続編も楽しみ

  • とても衝撃的な、DVをテーマにした恋愛小説。

    愛しているのに手を上げてしまう。愛しているから許したい。
    次はもうしないかもしれない。
    そんな期待をこめ暴力を振るわれてもまた許してしまう。

    DVを受けた65%はDVをした男性のもとへ戻るという。(本文より)
    衝撃的な話だった。

    恋は盲目というけれど、DVの当事者同士で解決策を見つけることは難しいんだろうなと思った。

    主人公の母が言った
    「愛しているなら、彼の方から離れていくわ」というセリフ。
    とても刺さった。

    全員の立ち位置や心の変化がとても分かりやすく、
    ごりごりの恋愛小説!というわけでもないので
    すらすらとページが進んだ。

    映画化もされてるということで観てみたいなと思う。

  • DVを受けていた側の人間として感じていたことがリアルに書かれていた。
    DVから逃げないのは馬鹿って見放すんじゃなくて、なぜ逃げられないのかよくよく考えて欲しい。本当に根深い問題だとおもう。

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著者プロフィール

【著者紹介】コリーン・フーヴァー Colleen Hoover

1979年、テキサス州生まれ。テキサスA&M大学でソーシャルワークの学位を取得。
2012年、母親に読んでもらうために小説『そして、きみが教えてくれたこと』を自費出版。
話題をよび、ニューヨーク・タイムズのベストセラーリスト入りした。
2016年に出版された『イット・エンズ・ウィズ・アス ふたりで終わらせる』は、自らの幼少時の体験をもとに、家庭内暴力被害者を支援するために書かれた。
2021年にTikTok上のブック・コミュニティで注目され人気が急上昇、2022年1月にニューヨーク・タイムズのベストセラー1位となり、その年アメリカでもっとも読まれた小説となった。
またベストセラー10作中4作まで、フーヴァーの小説がリスト入りしたことも大きな話題となった。
いままでに20作以上の小説を出版し、累計2000万部以上を売り上げている。現在は、夫と3人の息子とともにテキサス州に在住。

「2023年 『イット・エンズ・ウィズ・アス ふたりで終わらせる』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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