紀元前サラリーマン転覆隊

著者 :
  • フレーベル館
3.60
  • (1)
  • (1)
  • (3)
  • (0)
  • (0)
本棚登録 : 14
感想 : 2
本ページはアフィリエイトプログラムによる収益を得ています
  • Amazon.co.jp ・本 (298ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784577023457

感想・レビュー・書評

並び替え
表示形式
表示件数
絞り込み
  •  サラリーマン転覆隊 が結成されるまでのお話なのである。 どうでもいいような本田亮高校時代の話から始まるが、サハラ砂漠編とかユーコン川編など盛りたくさんなのです。 そしてなんと驚いたことにこの本はどうも「書き下ろし」の様なのだ。ウームなんでもありなんだな、と思ってしまう。 前作 小学館発行の『サラリーマン転覆隊が来た!』から、またフレーベル館・・・に戻ったとたんにダメ出しのネタ満載なのであった。 ダメ出しマニアのわしは、感想ノートを書くのが嬉しい楽しい。 F1の中島悟や鈴木亜久利がレース場で会うとお辞儀をする、という畠山部長の性格を例えて 「竹を縦と横に縦横無尽に割ったような…」だって。 わしは意味がサッパリわからんかった。 縦と横に縦横無尽 って絶対に校正とか考証にひっかかるよな。でも実はそこがこの本の狙いだったりして…。 Page148のパリ・ダカのコースを走ったパジェロのイラスト。見事に右ハンドルである。たしかフランス人に借りた車のはず。なぜハンドルが右なの???(うーん、でも更にしつこく登場するPage172のパジェロも右ハンドルだなあ。 二回となるとホントに右ハンドルなのだろうか。 でもフランスで走ってたパジェロでしょ。イギリスならともかく、普通は左ハンドルだよなあ。謎である) P161にも不思議な記述が… 「科学の教科書」だって。そんな教科書わしは見た事無い。化学ならあるぞ。蚊学ってのもあるが、これも流石に教科書にまではなってないし。 いったいどこのガッコにならあるんだい! はっきりしてもらおうぢゃないの! なんだか 「鉄腕アトム」などと ごちゃまぜになってませんかぁー 亮くん、およびフレーベル館の偏執者(間違い)、変臭者(また間違い)、編集(および校正/考証をさぼってる)者さま。 まだある。 「瞳の中でいろんな映像が万華鏡のように駆けめぐっていた」ですと。 おい、その「万華鏡」は普通「走馬灯」だろ。後藤テツ語録 って、実は本田亮くんが原作者なのではないかイ! 今回の転覆隊本には、挿絵としてイラストがかなりたくさん載っている。ハッキリ言ってこのイラストが気持ち悪い。やめて欲しかった。もし文庫を出すなら絶対にこのイラストはやめるべきだ。 あとづけを読むとこのイラストを描いたのは チャーミー坂井 らしいが、これはいますぐやめるように! 気持ちが悪くなるよぉ。 <感想後記> 実は、最近発行された本田亮の『エコノザウルス・カウントダウン』という本を買った。 環境を破壊する怪獣が地球を襲うぞ! という内容の絵本なのだが、この本は本田亮がイラストを書いてエッセイの様な文章をシーナが書いている。 その理由は明白。 本田亮はCMの企画はできても文章は書けない、ということが転覆隊5冊目にして確信できたのだ! でもまあ、オモシロイから良いのですけど。 何か?

  • 本田隊長の高校生の頃からの話が書いてあります。転覆隊ができるまでの本田隊長の話。こちらも結構面白かったです。

全2件中 1 - 2件を表示

著者プロフィール

1953年、東京生まれ。1974年に日大芸術学部を卒業後、電通にCMプランナーとして入社。以後、「ピカピカの1年生」など数多くのヒットCMをつくり、国内外の広告賞を200本以上を受賞する。1990年に環境マンガ「エコノザウルス」を立ち上げ、環境啓蒙活動を始める。1997年にアウトドア雑誌「ビーパル」にてカヌーによる冒険旅の連載を始める。2011年にエグゼクティブクリエーティブディレクターとして東日本大震災時のAC広告を多数制作した後に電通を早期退社。以後はフリーランスとして、様々なクリエーティブ制作と講演活動を続けている。

「2020年 『エコかるた―楽しく学べる環境絵本―』 で使われていた紹介文から引用しています。」

本田亮の作品

  • 話題の本に出会えて、蔵書管理を手軽にできる!ブクログのアプリ AppStoreからダウンロード GooglePlayで手に入れよう
ツイートする
×