- Amazon.co.jp ・本 (298ページ)
- / ISBN・EAN: 9784577023457
感想・レビュー・書評
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サラリーマン転覆隊 が結成されるまでのお話なのである。 どうでもいいような本田亮高校時代の話から始まるが、サハラ砂漠編とかユーコン川編など盛りたくさんなのです。 そしてなんと驚いたことにこの本はどうも「書き下ろし」の様なのだ。ウームなんでもありなんだな、と思ってしまう。 前作 小学館発行の『サラリーマン転覆隊が来た!』から、またフレーベル館・・・に戻ったとたんにダメ出しのネタ満載なのであった。 ダメ出しマニアのわしは、感想ノートを書くのが嬉しい楽しい。 F1の中島悟や鈴木亜久利がレース場で会うとお辞儀をする、という畠山部長の性格を例えて 「竹を縦と横に縦横無尽に割ったような…」だって。 わしは意味がサッパリわからんかった。 縦と横に縦横無尽 って絶対に校正とか考証にひっかかるよな。でも実はそこがこの本の狙いだったりして…。 Page148のパリ・ダカのコースを走ったパジェロのイラスト。見事に右ハンドルである。たしかフランス人に借りた車のはず。なぜハンドルが右なの???(うーん、でも更にしつこく登場するPage172のパジェロも右ハンドルだなあ。 二回となるとホントに右ハンドルなのだろうか。 でもフランスで走ってたパジェロでしょ。イギリスならともかく、普通は左ハンドルだよなあ。謎である) P161にも不思議な記述が… 「科学の教科書」だって。そんな教科書わしは見た事無い。化学ならあるぞ。蚊学ってのもあるが、これも流石に教科書にまではなってないし。 いったいどこのガッコにならあるんだい! はっきりしてもらおうぢゃないの! なんだか 「鉄腕アトム」などと ごちゃまぜになってませんかぁー 亮くん、およびフレーベル館の偏執者(間違い)、変臭者(また間違い)、編集(および校正/考証をさぼってる)者さま。 まだある。 「瞳の中でいろんな映像が万華鏡のように駆けめぐっていた」ですと。 おい、その「万華鏡」は普通「走馬灯」だろ。後藤テツ語録 って、実は本田亮くんが原作者なのではないかイ! 今回の転覆隊本には、挿絵としてイラストがかなりたくさん載っている。ハッキリ言ってこのイラストが気持ち悪い。やめて欲しかった。もし文庫を出すなら絶対にこのイラストはやめるべきだ。 あとづけを読むとこのイラストを描いたのは チャーミー坂井 らしいが、これはいますぐやめるように! 気持ちが悪くなるよぉ。 <感想後記> 実は、最近発行された本田亮の『エコノザウルス・カウントダウン』という本を買った。 環境を破壊する怪獣が地球を襲うぞ! という内容の絵本なのだが、この本は本田亮がイラストを書いてエッセイの様な文章をシーナが書いている。 その理由は明白。 本田亮はCMの企画はできても文章は書けない、ということが転覆隊5冊目にして確信できたのだ! でもまあ、オモシロイから良いのですけど。 何か?
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本田隊長の高校生の頃からの話が書いてあります。転覆隊ができるまでの本田隊長の話。こちらも結構面白かったです。