世界をみにいこう

  • フレーベル館
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本棚登録 : 38
感想 : 5
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  • Amazon.co.jp ・本 (38ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784577026878

感想・レビュー・書評

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  • 最初の夜明けを見るまでの過程に、何ページも費やしている、この贅沢さは、お子さんには少々退屈に感じられるかもしれない。何もないじゃないかと。

    しかし、私はそうは思わない。
    だって、大地と空があればそれで充分だと思えるから。
    そして、地平線から徐々に現れる太陽の温かさ。

    いっしょに世界を見に行こうと、くまさんに誘われた男の子の旅。
    見に行く過程で、仲間がどんどん増えていき、その期待に胸を膨らませた楽しげな感じが、淡くやさしい絵柄に表れている。
    また、夜明け前から始まり、少しずつ日が暮れてゆく流れも美しく、どんな世界なのか、更に期待が高まっていき、最後に見る、その眺めとは?

    途中の動物たちの望み(そこには~がある?)と、私たちが望む、見に行きたくなる世界とは? を考えさせてくれる物語は、短めのシンプルな内容で、文字が大きく読みやすいことから、小さいお子さん向けだとは思うが、読みながら、今の世界は、果たして見に行きたくなるような世界なのか? ということも考えさせられました。

  • 世界を見に行こう そう簡単にはいかないと思ってはいたもののだんだんスケールが、大きくなってきましたね。

  • 毎日生活しているだけではない、別の素晴らしい景色がある、毎日見逃してしまっている…

  • 2015/10/13 4-3

  • 今の世界に満足せず世界に目をむければそこにはもっと素敵なものがひろがっていると教えてくれる優しい絵本。

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著者プロフィール

1938年生まれ。イギリスの絵本作家、イラストレーター。『ネコが見た”きせき”』などの絵本のほか、『走れ、風のように』『世界で一番の贈りもの」『負けるな、ロビー!』『弱小FCのきせき』などのマイケル・モーパーゴ作品に挿絵を描いている。

「2021年 『ヒナゲシの野原で』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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